ラデュレのノエルコレクション
師走となり、年末体制に入ってきました。
ノエル関連のイベントも目白押しで、華やかなインヴィテーションが連日のように舞い込み心躍ります。
さて、先日は、ラデュレのノエルコレクションへ
日比谷シャンテのサロン・ド・テには、ツリーやノエル限定マカロンボックス「パンピーユ」などのデコレーションが。
キーカラーのインクブルーに彩られた洗練空間が広がっています。
フェスティブシーズンにぴったりな、圧巻の大入りサイズ!
27個、40個入りなどがあるそうで、ゴージャスなお持たせにもなりそうです。
マテリアル好きな私としては、やはり気になるのはボックスのデザインで、今年はシックでどことなくノスタルジックな雰囲気が印象的。
今回は、ロワール出身のアーティストとのコラボレーションで、18世紀から19世紀の伝統的なブロックプリントによる壁紙技術をイラストレーションに落とし込んだものだとか。
画像だと若干分かりにくく残念ですが、オーナメントやフレーム金装飾のランブレキン模様などがエンボスのように浮き上がり立体的。ノエルらしく優雅で贅沢な雰囲気を醸しだしています。
今夏に出かけたロワールには古城が多く風光明媚な場所、古城修復などが日常的に行われていることから、伝統的技術が人々の文化や暮らしにも密着、今回のようなクリエーションの着想にもつながっているのでしょうね。
ボックスコレクションをしている方も多いかと思いますが、今回は、いつも以上にコレクタブルで保存バリューの高いデザインなのでは、と個人的に思っています。
さて、この日はノエル限定アフタヌーンティ「ホーリークリスマスアフタヌーンティー」や、「ビュッシュ・ド・ノエル」などをデギュスタシオン。
オリジナルのシャンパーニュと共に頂きます。
アフタヌーンティの基本的なマナーとして、頂く順番はセイボリーから。
サレ系は、いつもながらにため息でるように美しく、そしてとても奥深いお味で、周りのプレスの方々からも感嘆の声が。
雲丹とキャビアのフレンチトースト、黒トリュフとじゃが芋のキッシュ、オマール海老のパリブレスト、フォアグラなどスター級の贅沢食材を多用したフィンガーフードは、どれもガストロノミックな味わいで、シャンパーニュとのマリアージュが心地よく、パリの華やいだノエルの光景が浮かんでくるようです。
コロナ以降遠ざかっているパリのノエル、久々に行きたいなーと妄想しつつ、セイボリーの余韻を楽み、そしてケーキに移行。
今年の「ビュッシュ・ド・ノエル」は、アイコニックなイスパハン、ピスターシュ、ショコラ、バニーユの4種類で、断面はこんな感じ。
それぞれ、ピスタッシュには、ビスキュイやプラリネ、シャンティ・マスカルポーネ等を、ショコラには、キャラメルやノワゼット等というように、素材とのエピキュリアンなコンビネーションと、食感のアクセントが楽しめて、それらはどれも秀逸な味わい。
もうしみじみと美味しくて、やはり、私はラデュレホリックなのだと実感!
ところで、インパクトあるビジュアルの↓は、「ビュッシュ・ヴァニーユ・ペカン」。
純白のマカロンが連なりコロンとした可憐なスタイルで、中にはピーカンナッツ、プラリネ、バニラシャンティなどの層が入っています。
他のケーキもそうですが、トップのメダイヨン装飾はウジェニー。
限りなく繊細でエレガントなラデュレのクリエーションを、心ゆくまで堪能し、メゾンの世界観にうっとりとアディクトされた週末の夜でした。
ケーキの予約は既に開始しているようですので、ご関心ある方は、是公式サイトにてご確認を。
アフタヌーンティメニューも含め、画像のものは試食用にアレンジされていますので、実際の提供メニューとは異なるものもあります。最新情報なども是非お確かめください!
ノエルまであと3週間。皆様のご準備の参考にでもしていただければ嬉しいです。
急に寒くなりました。お風邪などお召しになりませんよう、一年で最も麗しいシーズンをお過ごしください!
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