デコラトリスによる洗練探しの旅/多賀谷洋子
台南へ
こんにちは
デコラトリスの多賀谷洋子です。
さて、先日の台湾旅行の続きです。
高雄でテーマパークのようなパワースポットを巡り、シーフードとパパイヤ、マンゴー三昧の後は、台南へ。
当初、高雄だけに滞在するつもりでしたが、台南に心魅かれるホテルがいくつかあった為、そちらにも数泊することにしました。
高雄から台南市内へはローカル電車で30分程度とのことですが、この暑さの中スーツケースで移動するという気力はおこらず、迷わずタクシーをチャーター。所用は40分程度です。
さて、「台湾の京都」とも称される台南は、台湾発祥地として知られています。
その為、創立100年を超える老舗のお店が多数点在。そんな中、私が真っ先に向かったのはこちら。
台湾最古のお茶やさんとして有名な「振發茶行」
1860年創業で、お店の看板にある「百年老店」という文字が、その歴史を物語っているようです。
実は、このお店、日本で事前にチェックしていながらも、現地に着いたら暑さボケかそんなこともすっかり忘れていました。
茶葉を買おうと思いたち、ホテルのコンシェルジュに、
「観光客相手ではなく、とにかくgood qualityなものを扱うお店を」と伺ったところ、
こちらを案内されました。
通称お仏壇通りにひっそりと佇むこちらのお店、タクシーでお店の前までつけて頂いても、これがお茶屋さん?と入るのを躊躇するほどの店構えで、運転手さんが車から降りてきて入口を開けてくれ、ようやくそれと分かるほど素朴でこじんまりとしたお店です。
ですが、そう広くはない店内には、地元の方に混じって、わざわざこのお店を目指して来たという高雄在住の方もいらしたので、台湾南部のお茶屋さんとして不動の名店なのでしょうね。
店内には、茶葉保存用の壺がびっしり。
ディスプレイかと思いきや、現在でも使っているようで、うやうやしく茶壺を開けて、茶葉の香りを嗅がせてくれます。
台北や香港のお茶屋さんでは、お茶の試飲をさせてくれるのが一般的のようですが、、こちらでは店主の女性に相談しながら、茶葉を見て香りを頼りに購入します。
まずは、青茶から。
マダムのお勧めや、話を伺い興味をそそられたもの一通りセレクト。
パッケージは開業当初のままで、古都台南らしい雰囲気を醸し出しています。
碧螺春、龍井茶、緑茶にも手が伸びます。
日本にいると大陸のものはよく見かけますが、台湾産のものはなかなかお目にかかれないので、勉強の為にこちらも。
オリエンタルビューティとしてヨーロッパでも人気の高い「東方美人」は、ダージリンやアールグレイのように有名過ぎるからか、普及する品質にかなりの落差がありますが、きっとこちらのお店のものは違うはず!と期待を込めて手にしたところ、
「元総督婦人のお気に入りですよ」と、老舗らしいマダムの後押しがありました。
台南での時間の流れ方は、台北と全く異なりゆったりとしていて、人も穏やかです。
そんな古都のモダンラグジュアリーホテルは、どんなインテリア?
その探究心て、リージェント系の「シルクプレイス」と「シャングリラ」の泊まり比べをしました。
次回は、台南五つ星ホテルのスイートルーム滞在を振り返りたいと思います。
是非お付き合いを!
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