デコラトリスによる洗練探しの旅

デコラトリスによる洗練探しの旅/多賀谷洋子

台南へ

こんにちは

デコラトリスの多賀谷洋子です。

さて、先日の台湾旅行の続きです。

高雄でテーマパークのようなパワースポットを巡り、シーフードとパパイヤ、マンゴー三昧の後は、台南へ。

当初、高雄だけに滞在するつもりでしたが、台南に心魅かれるホテルがいくつかあった為、そちらにも数泊することにしました。

高雄から台南市内へはローカル電車で30分程度とのことですが、この暑さの中スーツケースで移動するという気力はおこらず、迷わずタクシーをチャーター。所用は40分程度です。

さて、「台湾の京都」とも称される台南は、台湾発祥地として知られています。

その為、創立100年を超える老舗のお店が多数点在。そんな中、私が真っ先に向かったのはこちら。

DSCN6736.JPG

台湾最古のお茶やさんとして有名な「振發茶行」

1860年創業で、お店の看板にある「百年老店」という文字が、その歴史を物語っているようです。

DSCN6732.JPG

実は、このお店、日本で事前にチェックしていながらも、現地に着いたら暑さボケかそんなこともすっかり忘れていました。

茶葉を買おうと思いたち、ホテルのコンシェルジュに、

「観光客相手ではなく、とにかくgood qualityなものを扱うお店を」と伺ったところ、

こちらを案内されました。

通称お仏壇通りにひっそりと佇むこちらのお店、タクシーでお店の前までつけて頂いても、これがお茶屋さん?と入るのを躊躇するほどの店構えで、運転手さんが車から降りてきて入口を開けてくれ、ようやくそれと分かるほど素朴でこじんまりとしたお店です。

ですが、そう広くはない店内には、地元の方に混じって、わざわざこのお店を目指して来たという高雄在住の方もいらしたので、台湾南部のお茶屋さんとして不動の名店なのでしょうね。

DSCN6733.JPG

店内には、茶葉保存用の壺がびっしり。

ディスプレイかと思いきや、現在でも使っているようで、うやうやしく茶壺を開けて、茶葉の香りを嗅がせてくれます。

台北や香港のお茶屋さんでは、お茶の試飲をさせてくれるのが一般的のようですが、、こちらでは店主の女性に相談しながら、茶葉を見て香りを頼りに購入します。

まずは、青茶から。

13312900_1088811901178775_2711279857437662310_n.jpgのサムネイル画像のサムネイル画像

マダムのお勧めや、話を伺い興味をそそられたもの一通りセレクト。

パッケージは開業当初のままで、古都台南らしい雰囲気を醸し出しています。

13307461_1088811914512107_3097232100755959022_n.jpg

碧螺春、龍井茶、緑茶にも手が伸びます。

日本にいると大陸のものはよく見かけますが、台湾産のものはなかなかお目にかかれないので、勉強の為にこちらも。

オリエンタルビューティとしてヨーロッパでも人気の高い「東方美人」は、ダージリンやアールグレイのように有名過ぎるからか、普及する品質にかなりの落差がありますが、きっとこちらのお店のものは違うはず!と期待を込めて手にしたところ、

「元総督婦人のお気に入りですよ」と、老舗らしいマダムの後押しがありました。

DSCN6735.JPG

台南での時間の流れ方は、台北と全く異なりゆったりとしていて、人も穏やかです。

そんな古都のモダンラグジュアリーホテルは、どんなインテリア?

その探究心て、リージェント系の「シルクプレイス」と「シャングリラ」の泊まり比べをしました。

次回は、台南五つ星ホテルのスイートルーム滞在を振り返りたいと思います。

是非お付き合いを!

 

台湾旅行20165月 001.JPG

台湾旅行20165月 009.JPG

台湾旅行20165月 014.JPG

DSCN6671.JPG

 

 

 

多賀谷洋子

食空間デコレーター。雑誌編集、外資系客室乗務員を経て、テーブルコーディネーターに。ブライダルやパーティ、商業施設から個人宅まで幅広くインテリアデコレーション手がける。雑誌やレシピ本のスタイリングでも活躍。パリスタイル主宰、フランスチーズ鑑評騎士の会 チーズシュヴァリエの顔も持つ。著書「美しくなるチーズレシピ:“チーズは太らない!”ダイエットも、アンチエイジングもチーズにおまかせ!」が話題。

http://paristyle.jp/

ARCHIVE

MONTHLY

Business with Attitude
airB
言葉の宝石箱
パリシティガイド
フィガロワインクラブ
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories