平野由希子のおつまみレシピ

ル・クルーゼでつくる「アンチョビじゃがいも」

おつまみ作りにもいつもル・クルーゼの鍋を愛用しています。ピクルスやコンフィを作ったり、野菜を蒸し煮したり‥。フライパンや他の鍋でも作れるレシピもありますが、ル・クルーゼで料理をすると、やっぱりおいしさが違います。

今日は皮付きのじゃがいもとにんにくを鍋でオイル蒸しをして、アンチョビを加えたひと皿。じゃがいもはとても身近な素材ですが、芯が残ってしまったり、煮崩れてしまったり、実は火の通し方が意外に難しいのです。こういう料理をル・クルーゼで作ると、しっとり、ほっくり、じゃがいもの持っている質感や味わいが引き出されます。シンプルな料理こそ、その違いは歴然。出来上がりに満足しながら、お酒をいただける。ということもうれしいことの一つかもしれませんね。

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この料理に合わせたお酒は「芋焼酎」。芋料理だから、芋が合う。ということもありますが、アンチョビやにんにくのような個性のある味を芋焼酎がしっかり受け止めてくれます。焼酎とフレンチは合わせ甲斐があるペアリング、色々やってみると、はっとする組み合わせになったりします。

アンチョビじゃがいも

<材料 2〜3人分>
新じゃがいも(小サイズ、または小いも) 8〜10個
オリーブオイル 大さじ3
アンチョビ 4枚
にんにく 3〜4片
ローズマリー 2枝
塩、粗挽き黒こしょう 各適量

<作り方>
1.じゃがいもはたわしでよく洗い、皮付きのまま半分に切る。
2.鍋にオリーブオイル、じゃがいも、皮付きのままのにんにく、ローズマリー、塩少々を加えて蓋をして中火にかける。鍋が温まったら弱火にし、時々かき混ぜながら、20分ほど火にかける。鍋の蓋についた水滴は鍋に入れるとはねるので、入れないようにする。
3.じゃがいもにすっと竹串が入るようになったら、アンチョビのみじん切りを加え、塩、粗挽き黒こしょうをふって炒め合わせる。そのまま10分おくとじゃがいもがしっとりする。
 

レシピは新刊の「ずっと使ってきた私のベストレシピ 『平野由希子のル・クルーゼ料理』」(KADOKAWA)より。久しぶりに出したル・クルーゼのレシピ本です。野菜をオイル蒸しにするレシピ、余熱を生かして火を入れる方法など、使い続けてきた日々の発見、試行錯誤から生まれたレシピです。おつまみにぴったりのレシピ、和食、愛するフレンチレシピまで。今だからこそ作りたい「ベスト」という名をつけるに恥ずかしくないレシピ本になったと思っています。

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Wine365

自分にぴったりのワインに出合えるサイト「Wine365」では、平野由希子さんによるワインのためのレシピを日々更新中! 各界で活躍する人々が選ぶ限定ワインセット、パン&スイーツ、餃子、偏愛おつまみなどワインを楽しむための記事など盛りだくさん。ワイン好きは要チェック! http://www.wine365.co.jp/

平野由希子

フランス料理とワインを愛する料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。2015年にフランス農事功労章を叙勲。著書に『ma cuisine おいしさの引き出し方』などがある。instagramは@8yukiko76hirano  料理教室cuisine et vin主宰。http://www.yukikohirano.com
愛猫クミンの様子は別のInstagramから@cumin_chatnoir

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