平野由希子のおつまみレシピ

カリフラワーを丸ごと煮てみたら

三寒四温という言葉がふさわしい日々。
冬から春への移り変わりの頃は冬野菜の食べ納めの時期でもあります。
カリフラワーのおいしい季節もそろそろ終わりが近づいています。今日は丸ごと煮て、カリフラワーを味わうレシピに。作り方は、ただ、ことこと柔らかく煮るだけです。決してインパクトがある見た目を狙っているわけではありません。小房に分けず、丸ごとで料理をすると、ほくほく感も違いますし、何よりカリフラワーの味わいが違います。
私も初めて丸ごと煮てみた時にはその味の違いにとても驚きました。以来、なるべく丸ごと煮るレシピを作るようにしています。

白い野菜のカリフラワーはクリームやホワイトソース、豆乳など白いものと相性がよし。
もちろんワインも白。熱々のクリームスープにはアルザスの凛とした白ワインが今日の気分。
熱々をふーふーしながら、崩しつつ召し上がれ。

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カリフラワーの豆乳煮

<材料2〜3人分>
カリフラワー 小1個
豆乳 3〜4カップ
塩、オリーブオイル、パルミジャーノチーズ、粗挽き黒こしょう、適量

1.鍋にカリフラワーと豆乳、塩を加えて中火にかける。
2.沸騰したら吹きこぼれないように蓋を少しずらして弱火に20〜30分かける。
3.塩で味をととのえ、オリーブオイル、チーズを加え混ぜ、粗挽き黒こしょうをふる。カリフラワーを崩しながらいただく。

平野由希子

フランス料理とワインを愛する料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。2015年にフランス農事功労章を叙勲。著書に『ma cuisine おいしさの引き出し方』などがある。instagramは@8yukiko76hirano  料理教室cuisine et vin主宰。http://www.yukikohirano.com
愛猫クミンの様子は別のInstagramから@cumin_chatnoir

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