春〜初夏には山羊チーズのサラダ
チーズにも旬があります。春〜初夏に旬を迎えるのが山羊チーズ。山羊チーズを焼いたものを乗せたシェーブショーのサラダは定番中の定番のサラダ。フランス人はこのサラダが本当に好きなようで、パリのカフェやロワールなどでよく食べられています。
チーズは山羊チーズ「クロタン ド シャヴィニョール」を使い、葉野菜はエンダイブというのがロワールのレシピ。私も長年そうやって作ってきました。でも、日本ではクロタンもエンダイブもやっぱり手に入りにくい。こういう定番レシピに手を加えるのは気がとがめるのですが、日本のスーパーでもよく売っているフレッシュの山羊チーズ、葉野菜はわさび菜をメインにベビーリーフを取り合わせて使いました。南仏ではフレッシュの山羊チーズを使って作られていますし、わさび菜は見た目がエンダイブに似ていることもありますが、ピリッとした味わいが心地よい野菜です。フレッシュさが際立つ味わいになりました。
このサラダにはサンセールの白ワインを合わせるのが鉄板ですが、爽やかなホワイトビールも合いそうです。白ワインを炭酸で割ってみてもいいですね。何よりも天気のいい日が似合うレシピです。
山羊チーズのサラダ
<材料 2人分>
山羊チーズ 60g
バゲット 6枚
ワサビ菜、ベビーリーフ 適量
*オリーブオイル 大さじ2 ワインヴィネガー 小さじ2 ディジョンマスタード小さじ1 塩、こしょう
1. 山羊チーズは1センチの厚さに切り、バゲットにのせオーブントースターで焼く。
2. 葉野菜は冷水につけてしゃっきりさせた後、水気をよく切る。
3. 2を*を混ぜ合わせたドレッシングで和え、1をのせる。
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