実力派女優のマリオン・コティヤール、今度演じてみたいのは"男性"役!?
Culture 2014.05.23
仏国女優のマリオン・コティヤールは『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』でアカデミー賞主演女優賞など主要な賞を総なめにした実力派として知られ、犯罪スリラーの『Blood Ties(原題)』や人間ドラマ『エヴァの告白』、ウィル・フェレル主演のコメディ『俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク』など、幅広い役柄を演じてきた。
そんなマリオンは先日、カンヌ国際映画祭での記者会見で、"異性を演じてみたい"という自身の興味を表明した。「以前から男の人を演じてみたいと思っていたの。不可能に思えるからこそ、やってみたいというテンションが上がる。つまりそういうことよ」という彼女の言葉を、米国『The New York Post』紙の付録雑誌『Page Six』が伝えている。
マリオンはクリストファー・ノーラン監督の『インセプション』やウディ・アレン監督の『ミッドナイト・イン・パリ』など話題作への出演が続き、世界的な女優へと成長した。しかし現在もダルデンヌ兄弟の新作『Two Days, One Night(原題)』など、小規模なインディーズ映画にも出演している。同作はカンヌでも上映された。
マリオンは最近、新作映画へのアプローチについて語り、優れた監督は常に自分の興味を最大限に引き出してくれると告白している。
「私が求めるのは、自分の中にあるものを表現する必要に駆られている人。私も役者として同じ気持ちだから、それはとても大事なんだと思う。私が映画に出るのは、そうする必要に駆られているからこそ。"このストーリーを語らなくては、この人物にならなくては"という気持ちに他ならないの」と、米国『Vulture』誌オンライン版のインタビューで語っている。
「それほど作品に打ち込まず、衝動に突き動かされていない監督とは仕事ができないわ。クリストファー・ノーランの超大作映画2本に出演した時も、彼は100パーセントのめり込んでいたし。ストーリーを語ることが自分にとって死活問題だったり、最高レベルで作品に没頭しない人とは仕事ができないの」。
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