人気女優のマーゴット・ロビー、あのレオナルド・ディカプリオをひっぱたいて出世作の出演をゲット!?
Culture 2015.03.03
女優のマーゴット・ロビーが、映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のオーディションでレオナルド・ディカプリオの顔をアドリブでひっぱたき、出演を獲得したという秘話を披露した。オーストラリア出身のマーゴットは2013年公開の同作で、実在の人物をモデルとした、レオナルドが演じるジョーダン・ベルフォートの妻に扮した。しかしライバルがオーディションに殺到する中、マーゴットは主役のレオナルドとのやりとりで暴力的な展開になり、あやうく出演のチャンスを逃すところだったという。
「頭の中で、"この部屋にいられるのはあと30秒だけ、何か印象に残ることをしないと結果につながらない""人生でたった一度のチャンス、のるかそるかよ"と言い聞かせていたの」と、マーゴットは英国版『Harper's Bazaar』誌に語っている。「それでレオナルドに怒鳴り始めたら、彼も怒鳴り返してきたの。すごく怖くて、勝てそうになかった。彼が最後に、"俺みたいな夫がいてラッキーだと思うべきだろ。もう忘れて、キスしてくれ"と言ったの」。
マーゴットはその瞬間、選択肢はふたつしかないと直感したという。レオナルドにキスするか、事態をエスカレートさせるかのどちらかで、彼女は後者を選んだ。「彼の顔にすごく近づいて、"キスすべきかもしれない、ディカプリオにキスをする機会が今後いつあるっていうの?"と考えたわ」と、マーゴットが明かした。「でも頭のどこかでカチッと音がして、彼をひっぱたいたの! そんなの台本にもなかったし、オーディションルームは完全に沈黙して誰も動かなかったわ」。
マーゴットはレオナルドの顔をひっぱたいたあと、そのことで逮捕されるかもしれないと怯えたという。しかし結局、この大胆な演技はよい方向に働いたらしい。「あのレオナルド・ディカプリオの顔を殴ったのよ。暴行罪で逮捕されると思ったわ」と、マーゴットは続ける。「もう2度とこの仕事ができないのでは。まだ撮影があるのに、顔にアザが残っていると訴えられるかも、と本当に怖かったわ」。
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