"細すぎるウエスト"で話題を呼んだリリー・ジェームズ、女性の体形をとやかく言う風潮にうんざり!?

日本でも春に公開されるディズニー映画『シンデレラ』で主演を務めるイギリス人女優リリー・ジェームズが、何かといえば女性の体形を話題にする世の風潮を批判している。この映画の劇中写真が公開されたころ、世間ではリリーの細すぎるウエストが大きな話題になった。健康上は何も問題がないのに自身の体形が批判されたことを、彼女は嘆かわしいと思っているようだ。

「動揺すると同時に、つまらないことで騒いでいるなと思ったわ」と、リリーは米国インターネット新聞『HuffPost Live』のインタビューで話している。「なぜ女性たちは、いつも体形のことでとやかく言われなくちゃならないのかしら。こういうことが起きるたびに、言い訳をしなくちゃいけないなんて変だと思うわ。国際女性デーが終わったばかりだけれど、こういう風潮は本当に残念。私は以前から、とても健康的なのに」。

体形を批判されるきっかけになってしまったが、リリーは衣装デザイナーのサンディ・パウエルが手がけたシンデレラの服がとても気に入っているとのこと。コルセットでウエストを絞るお姫様らしい衣装は、役づくりをするうえでも役に立ったという。「サンディ・パウエルがデザインした服は、ウエストがシェイプされていてスカートがふんわり広がっているから身体が美しく見えるの。あの衣装を着ていると、お姫様になった気分だったわ。もちろん着ていて楽なものではないけれど、ああいう服はそれが当たり前なのよね」と、彼女は話している。

健康に問題があったことはないというリリーの主張を裏付けるように、この映画でシンデレラと恋に落ちる王子役を演じたリチャード・マッデンは、彼女が旺盛な食欲の持ち主だということを明かしている。「触ったことがあるからわかるんだけれど、リリーのウエストは本当に細いんだ。でも彼女は、よく食べるんだよね。男の子みたいに食欲があるんだ」と、リチャードはコメントしている。また監督を務めたケネス・ブラナーも、リリーのウエストが細く見えるのは"照明の効果と、コルセットを着用していたせい"だと同紙で説明していた。