ジョニー・デップ、『ハリー・ポッター』スピンオフ作品で悪役に!
Culture 2016.11.14
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のデヴィッド・イェーツ監督が、続編でジョニー・デップが悪役のゲラート・グリンデルバルドを演じると明言した。
『ファンタスティック・ビースト』シリーズはJ・K・ローリングによる同名小説が原作で、『ハリー・ポッター』シリーズの前日譚にあたり、1920年代を舞台とする。
第1作ではエディ・レッドメイン扮する“魔法動物学者”のニュート・スキャマンダーが未知の幻獣を探して冒険の旅に出る姿を描く。イェーツ監督はその続編で、ジョニーがアルバス・ダンブルドアの親友から敵に転じた闇の魔法使いグリンデルバルドを演じると明言。ヒットメーカーのジョニーを起用できるチャンスを逃さなかったと打ち明けた。
「映画の出演者をキャスティングする際に肝心なのは、最高の俳優を確保すること。最も刺激的で、面白く、キャラクターに合った役者がいい。グリンデルバルドへのアプローチを始めたとき、『この役を面白い方向へ連れて行けるのは誰だろう?』と考えたんだ」と、イェーツ監督はエンターテイメント情報サービス『WENN』で語った。監督はジョニーがこのキャラクターに恐れ知らずのイメージと想像力を吹き込んでくれると確信している。
「この業界では、今週はスターであっても来週は違うかもしれない。でも純粋な才能が奪われることはないんだ。そしてジョニー・デップは本物のアーティストで、ポップカルチャーと共鳴したキャラクターを何人も作り上げてきた。とてもすばらしい役者だ。このキャラクターをどう演じてくれるのか考えると、興奮を抑えきれないね」
またイェーツ監督は、グリンデルバルドの仇敵となる若きダンブルドア教授役に、かねてから噂されていたジャレッド・ハリスを起用したことも明かした。『ハリー・ポッター』シリーズ第2作までは、父である名優リチャード・ハリスがホグワーツ魔法学校の校長であるダンブルドアを演じており、親子で同人気キャラクターを演じるとあって、話題を集めることは必至だ。さらに続編は、パリとロンドンを舞台に展開するとも説明したが、「ジョー(ローリング)が他の続編(シリーズは計5本)の舞台をどこにするつもりなのか、全然分からないんだ。ヨーロッパを中心にするとは思うけど、まだ彼女の頭の中にしかないことだから何とも言えない。なんならカリブ海でもいいね!」
『ファンタスティック・ビースト』は日本でも11月23日に公開される。シリーズ第2作の制作はすでに動いており、2018年11月の公開を予定している。
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