話題満載、伝統芸能作品を元に生まれた女心を描くダンスとは?

Culture 2017.01.25

ラグジュアリーなホテルの地下に突如現れる和空間、セルリアンタワー能楽堂では、2008年より継続して”伝統と創造シリーズ”を上演。この度、2年半ぶりにこのシリーズが復活し、8回目となる本公演にて、『 狂 ーくるいー 』が上演される。

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この”伝統と創造シリーズ”は、能楽堂という日本の伝統的な様式を持つ空間を、コンテンポラリーの振付家がどのように解釈し、扱っていくかを問い続ける作品を制作し、発表するもの。本公演で振付・演出を担当するのは、マルセイユ・バレエ団でリハーサル・ディレクター及びダンサーとして活躍し、昨年より東京に拠点を移した遠藤康行氏。能や歌舞伎舞踊にもなっている「道成寺」をモチーフに創り上げる「DOJYOJI+」、そして能「鉄輪」をモチーフとした「KANAWA」の2作品を披露する。出演は、新国立劇場バレエ団オノラブル・ダンサーである酒井はな、当シリーズには欠かせない存在であり、重要無形文化財保持者の能楽師・津村禮次郎に加え、全国から選ばれた若手の有望なダンサーたち。さらに特筆すべきは、昨年、東京バレエ団を退団し、フリーに転身した梅澤紘貴が、酒井はなをパートナーに踊るコンテンポラリーダンス! 「狂」をテーマに、ダンスで描かれる女性の多面性、そして伝統とそれを元に生まれる創造をぜひ堪能して。

170111能楽堂_斜め.jpg伝統的な能舞台で繰り広げられる、コンテンポラリーダンスは、大いに好奇心を刺激する。休憩時間には、隣接する料亭「金田中」の軽食販売もあるので、こちらも楽しみに。

 

セルリアンタワー能楽堂 伝統と創造シリーズ vol.8『 狂 ーくるいー 』

日時:2017217日(金)19:30開演、218日(土)17:00開演、219日(日)14:00開演
会場:セルリアンタワー能楽堂(東京・渋谷 セルリアンタワー東急ホテル B2F
料金:正面¥6,500、脇正面¥5,500、中正面¥4,500D(座敷)席¥3,000 *D席は能楽堂でのみ取り扱い。
チケット申込み:Bunkamuraチケットセンター Tel 03-3477-9999、オンラインチケット MY Bunkamura  http://my.bunkamura.co.jp/ ほか。
作品詳細 www.ceruleantower-noh.com/lineup/2017/20170217.html

●問い合わせ先:
セルリアンタワー能楽堂 www.ceruleantower-noh.com/

texte:NATSUKO KADOKURA

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