『ラ・ラ・ランド』、オスカー史上最多ノミネート作品のひとつに!
Culture 2017.01.28
話題のミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』が、2017年度アカデミー賞で最多となる13部門14ノミネートを獲得し、オスカー史上最多ノミネート作品に仲間入りした。
『ラ・ラ・ランド』は24日に発表された候補のうち、14ノミネートを獲得。同じく14ノミネートの1997年の『タイタニック』、1950年の『イヴの総て』と並び、史上最多記録となった。また、13ノミネートだった1965年の『メリー・ポピンズ』を破り、ミュージカル映画としては最多記録を更新した。
『ラ・ラ・ランド』と同じく作品賞の候補に挙がったのは、『メッセージ』、『Fences(原題)』、『Hacksaw Ridge(原題)』、『Hidden Figures(原題)』、『最後の追跡』、『LION/ライオン ~25年目のただいま~』、『ムーンライト』、そして『マンチェスター・バイ・ザ・シー』がある。
さらに『ラ・ラ・ランド』はエマ・ストーンが主演女優賞、ライアン・ゴズリングが主演男優賞、デイミアン・チャゼルが監督賞でノミネートされ、歌曲賞では2曲が候補に。衣装デザイン賞や美術賞などの技術部門も含まれており、トータルで実際に何部門で授賞するか注目が高まっている。
主演女優賞には、メリル・ストリープも『マダム・フローレンス!』で20回目となるノミネート。しかし同部門にはエマに加えて『Elle(原題)』のイザベル・ユペール、『ラビング 愛という名前のふたり』のルース・ネッガ、『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』のナタリー・ポートマンらもノミネートされており、激しいデッドヒートが予想される。
また、ライアンも主演男優賞で『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のケイシー・アフレック、『Hacksaw Ridge』のアンドリュー・ガーフィールド、『はじまりへの旅』のヴィゴ・モーテンセン、『Fences』のデンゼル・ワシントンら強力なライバルを相手にすることになる。
助演女優賞には『Fences』のヴィオラ・デイヴィス、『ムーンライト』のナオミ・ハリス、『LION』のニコール・キッドマン、『Hidden Figures』のオクタヴィア・スペンサー、そして『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のミシェル・ウィリアムズらがノミネート。また、『ムーンライト』のマハーシャラ・アリ、『最後の追跡』のジェフ・ブリッジス、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のルーカス・ヘッジズ、『LION』のデヴ・パテル、『Nocturnal Animals』のマイケル・シャノンらが助演男優賞を争う。
大注目の第89回アカデミー賞授賞式はジミー・キンメルの司会で、2月26日にロサンゼルスのドルビー・シアターで行われる。
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