ルース・ネッガ、真紅のコーディネートで美しく!

Culture 2017.02.28

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ロサンゼルスで現地時間の2017年2月26日夜に行われた第88回アカデミー賞授賞式。『ラビング 愛という名前のふたり』での演技により主演女優賞にノミネートされていたエチオピア系アイルランド人女優のルース・ネッガは惜しくも受賞は逃したが、ヴァレンティノの美しい赤いドレスにルビーのヘッドピースとジュエリーを合わせたアンサンブルで出席。真紅のコーディネートで目を惹いていた。

特にルビーのヘッドピースとジュエリーに関しては、ルースのスタイリストを務めるカーラ・ウェルチが、ジュエリーデザイナーのアイリーン・ニューワースと、英国の世界的な宝石供給会社Gemfields社と一緒に準備したもの。ルビーはモザンビーク産とのこと。
「私がアカデミー賞でのルースの装いとしてイメージしたのは、古代の異教の女神。現代にふさわしい強い女性らしさを表現したいと思ったんです。ルースは、とても強い女性ですからね」と、カーラは語っている。
「そのためには赤がいいと最初から決めていました。赤は、強い意志を秘めていると同時に、とても女性的な色。ジュエリーも赤で統一することでしっかりとしたステートメントになります」
一方、ルビーのイアリング、指輪、そして煌めくヘッドクラウンをデザインしたアイリーンは、今回ルースやカーラと一緒に仕事が出来たことを光栄に思っていると述べている。
「ルースは、非の打ちどころのないファッションスタイルの持ち主。カーラとともに、アカデミー賞という舞台でルースを輝かせることが出来てとても嬉しく思っています。私にとっても忘れられない経験になりました」
アイリーンがデザインしたルビーのジュエリーたちを、特別に準備したヴァレンティノのドレスと合わせて見事に着こなしていたルース自身は、まるで雲の上を歩いているような気持ちだと振り返っている。
「私の装いには、とても才能がある人たちの手が加わっているの。どれもが芸術家の手による、まさに芸術品と言っていいもの。私がファッションが大好きなのは、ファッションが本質的には芸術だからよ!」

この夜、全身レッドのコーディネートだった中で、ただ1カ所ルースの胸元をブルーに飾ったリボンは、ACLU(アメリカ自由人権協会)のもの。この夜、他の多くのスターたちも胸に着けていたもので、人種差別や性差別と闘う同NGOへの彼らの支援の姿勢を表明したものだ。
一部の州で黒人と白人の結婚が違法とされていた時代のアメリカを舞台に、白人の夫と黒人の妻との間の感動的な愛を描いたルースの出演した『ラビング 愛という名前のふたり』は、日本でも今週末の3月3日から公開される。

©︎Cover Media/amanaimages

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