ジェーン・フォンダ、性的虐待された過去を告白。

Culture 2017.03.06

名女優ジェーン・フォンダが、まだ10代だったころにレイプと性的虐待の被害を受けたことで、フェミニズム活動を始めたと衝撃的な告白をした。

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ジェーンは自分のことを「みじめに」思うように育てられ、何年も続いた虐待を自分のせいだと考えていたという。
「家父長制が女性に与える犠牲がどれほどかというと、私はまだ子どものときにレイプされ、性的虐待を受けたし、上司と寝るのを拒否してクビにされたこともあった。そして私はいつも、それを自分のせいだと考えていたわ。正しいことをしたり、述べたりしなかったからだと」と、ジェーンはNet-a-Porterのウエブマガジン「The Edit」の対談で女優のブリー・ラーソンに打ち明けた。
「レイプされても、それがレイプだと気づいていない女の子たちもいたわ。彼女たちは『断り方を間違った自分のせい』だと思っていたりするの。女性運動が成し遂げた功績のひとつは、(レイプや性的虐待が)自分たちのせいではないと教えてくれたこと。私たちが侵害されたのは、あってはならないことだと気づかせてくれたことよ」

ジェーンは以前から女性問題に熱心に取り組んでいるが、自身の育ちのせいでフェミニストになるのを控えていたとも告白。自分のために闘うほど強くないと感じていたからだという。
「私は1950年代に育ったから、自分の生き方にフェミニズムを取り入れるには時間がかかったわ。これまで出会った男性は素晴らしい人たちだったけれど、そうした(家父長制という)考えの犠牲者でもあった。私はずっとみじめな感情に押しつぶされていた」
「でも、いつしか一緒にいる男性を喜ばせるために自分らしさを捨てることはしないと決心したの。独身のときにイヴ・エンスラーの独白劇『ヴァギナ・モノローグス』を観て、自分の中でフェミニズムが具現化したわ。笑って観ているうちに、フェミニズムが脳からDNAに刻み込まれたの。でもゴマをすりながら成長したから、そうなるまでにだいぶ時間がかかったけれど」

©︎Cover Media/amanaimages

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