オーランド・ブルーム、悪役で新境地を開拓。
Culture 2017.04.25
俳優オーランド・ブルームは最新作のスリラー映画『Unlocked(原題)』で、悪役に挑戦するのを楽しんでいるという。
ロンドンを標的とした細菌テロを題材とした今作でも、オーランドは注目を集めている。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのエルフ、レゴラス役と、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのウィル・ターナー役で有名になったオーランドは、『Unlocked』ではひと味違うキャラを演じている。
「ノオミ・ラパスが女性版のボーン(注:『ボーン』シリーズの主人公)ともいえるCIA捜査官を演じていて、ジョン・マルコビッチ、トニ・コレット、マイケル・ダグラス、そして僕がノオミ演じる主人公に関わってくる」と『Total Film』誌に語ったオーランド。
「僕が演じるジャック・アルコットという役柄は、あらゆる手段を使って情報を集める悪党なんだ。こういった男が登場する世界は暴力的になるよね。これは僕にとってかつてないキャラクターを作り上げるいい機会だった。金で雇われ、任務遂行のためにはどこへでも行って、欲しいものを手にいれる男なんだ」
新境地を開拓中のオーランドだが、かつての役と決別したわけではなく、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』ではウィル・ターナー役で戻ってくる。主役のジャック・スパロウ船長を演じるジョニー・デップや、レギュラーメンバーのジェフリー・ラッシュも戻ってきて、ハビエル・バルデムも出演する。
「ディズニーから『君に戻ってきてもらいたいし、君の息子もこの映画で紹介したい』っていう電話をもらったんだ。僕は『勿論だ』って返答したよ」と、2007年の『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』がシリーズ最後の出演となっているオーランドは語った。
「別れを告げたウィルは、海底に消えて行った。だから身体にフジツボがついているんだ。その後ウィルの息子は父親を解放するための旅に出るんだけど、息子には彼女がいて、そこは父親と同じなんだ(ウィルの恋人は、キーラ・ナイトレイ演じるエリザベスだった)」
シリーズ5作目となる『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』は、日本では7月1日に公開予定だ。
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