満島ひかり出演、イスラエルの奇才が挑む舞台『羅生門』。

Culture 2017.08.16

イスラエルの鬼才が描く、"芥川龍之介"という世界。
百鬼オペラ『羅生門』

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柄本佑(中)、満島ひかり(右)、吉沢亮(左)のほか、田口浩正、小松和重、銀粉蝶といった個性的な俳優陣、ダンサーたちが出演する。

 ミュージカル『100万回生きたねこ』(2013年初演)でも、想像力豊かな表現を披露してくれたイスラエルの鬼才コンビ、インバル・ピントとアブシャロム・ポラック。5年という構想期間を経て、彼らが作家・芥川龍之介に挑む。
 『羅生門』を軸に、『藪の中』『蜘蛛の糸』『鼻』など芥川の代表作、さらに作家の人生そのものを絡めて、ひとつの物語に織り上げていくという本作。
 たとえば『羅生門』の下人が悪に手を染めるにいたるプロセスを繊細にビジュアル化し、現実とファンタジーがせめぎ合う舞台を創り上げる。ポイントは演出家が発想した“百鬼”たちが、心の声のように登場人物の周囲を取り巻きながら物語が進んでいくところ。オリジナル音楽やダンスをふんだんに盛り込んだ、このコンビならではの新鮮なパフォーマンスに期待!

百鬼オペラ 『羅生門』
Bunkamuraシアターコクーン(東京・渋谷)
日程:9/8〜25
全席指定 S席¥10,800、A席¥8,500、コクーンシート¥6,500

●問い合わせ先:
ホリプロチケットセンター
tel:03-3490-4949
※10/6〜9兵庫、14、15静岡、22名古屋にて公演あり。
http://operashomon.com

*「フィガロジャポン」2017年9月号より抜粋

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réalisation : KAORI SHINDO

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