独身最後の"バチュラーパーティ"、そのご予算は?
Culture 2017.09.20
航空会社Transaviaとフランス世論研究所 Ifop が行った調査によれば、フランス人の大多数が独身納めの女子会あるいは男子会を支持している。Photo:Istock
独身納めの女子会、男子会にはいくらかかる? 人気の行き先はどこ? どんな企画がトレンド? Ifopによる調査からブームを分析。
結婚式シーズンの到来――。フランスでは「バチュラーパーティ」とよばれ、挙式の前に、多くの新郎新婦には、独身納めの女子会あるいは男子会が待っている。結婚式当日の数週間前に、未来の花嫁あるいは花婿と、その友人、立会人たちが集まって開く通過儀礼として、いまや多くの場合、避けて通れないイベントになっている。
航空会社「Transavia(トランザビア)」とフランス世論研究所 Ifop が、1000人を対象に調査を実施。週末に行われるこのパーティのトレンドを解明した。
バルセロナ、ミコノス、マドリッド
まず、フランス人の大多数が、こうした集まりを開くことに賛同している。調査対象の81%が、独身納めの女子会または男子会を親しい人のために企画したい、と答えた。回答内容をまとめると、パーティは週末に、バルセロナか、ミコノスあるいはマドリッドで開くのが理想的ということになる。
男子会の方が女子会より贅沢
予算面では、 男子会の方がお金をかける傾向にあるようだ。参加者ひとり当たり、男子の場合は平均500ユーロ、対して女子は400ユーロ。パーティ参加者が特に期待することは何か?という質問には、リラックス、体験の共有、そして“どんちゃん騒ぎ”、という回答が上位を占めている。
この記念すべき日の企画として最も評価が高いのは、昼間はスパとペイントボール、そして夜はバー巡りだ。そして、2017年現在、今後支持されなくなるだろうと回答者らが予想する娯楽には、男子会では、未来の花婿への悪ふざけやいたずら、女子会でのストリップショーのふたつが挙がっている。 独創的なアイデアのなかでは、スカイダイビング、結婚式当日に身に着けるものをDIYでつくる、音楽フェスティバルなどが、とりわけ人気がある。これなら、結婚を目前にした男女にとって、驚きと喜びにあふれたひとときとなることだろう。
texte : Marita Itela(madame.lefigaro.fr)