プレスリーの孫ライリー・キーオ、実父との生活を述懐。
Culture 2017.09.04
エルヴィス・プレスリーの孫で女優のライリー・キーオが、幼い頃は恵まれた生活よりも、離別した父と普通の生活を送りたかったと過去を振り返った。
ライリーの母リサ・マリー・プレスリーは、ライリーが6歳のときにミュージシャンのダニー・キーオと離婚し、マイケル・ジャクソンと再婚した。ライリーは子どもの頃、マイケルの自宅兼遊園地"ネバーランド"で裕福に育てられたが、当時は地に足のついた実の父親との生活を望んでいたと打ち明けた。
「母のもとで、とても裕福に育ったの」と、ライリーは英『The Guardian』紙に語っている。
「でも父は、そんな生き方はしなかった。父と母、両方の暮らしを経験したことはよかったと思うの。父はアパートでフロアにマットレスを敷いていたわ。小屋やトレーラーパークにも住んでいた。お金をあまり持っていなかったの」
「実際、父との思い出はすごく鮮やかで、おかしくて、楽しいことばかり。いい感じだと思わない? 8歳くらいのとき、父に『大きくなったらお父さんみたいに貧乏になりたい!』と言ったこともあるわ。父はシリアルを食べていた。それがどんなに失礼なことか知らなかったのよ!」
実の父との、地味でセレブらしからぬ生活を楽しんだとはいえ、女優としてのキャリアに役立っていることから、有名人の家庭に生まれたこともラッキーだとライリーは考えている。
「すごく助かっている」とライリー。
「ありふれた話だけど、ロサンゼルスに引っ越してからエージェントを見つけるまでに3年もかかるって言うじゃない? 私は1週間で見つかったもの」
スターに囲まれて育ち、女優の道を選んだとはいえ、ライリーは有名人に向けられる視線には違和感を覚える。
「でも、自分のことはあまり語りたくないの」とライリー。
「注目されるのはイヤ。この仕事をしているとおかしいと思われるけれど」
ライリーの最新作『ローガン・ラッキー』は、日本でも11月に公開される。
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