メーガンの頭上で輝くティアラは、いったいどれ?
Culture 2018.04.17
©Everett Collection/amanaimages ©Sipa Press/amanaimages
有力候補はダイアナ妃が愛したティアラ
ヘンリー王子とメーガン・マークルさんの結婚式が来月に迫ってきました。
英国の王族が結婚する時は、王室の金庫に眠る数々のティアラから式で身に着けるものを借りられるといわれています。メーガンさんが実際にティアラを身に着けるか否かはまだ分かりませんが、もし着けるならどれ? と話題を集めています。
「最も可能性が高い」といわれているのは、「スペンサー・ティアラ」と呼ばれるもの。
2016年3月25日付「ピープル」誌(電子版)によると、英国王室に数あるティアラの中でも特に有名なひとつだそうです。「スペンサー」とは、ヘンリー王子のお母さんである故ダイアナ妃の旧姓。ダイアナ妃が1981年にチャールズ皇太子に嫁いだ時に使ったティアラです。
現在王室にありますが本来はスペンサー家が所有しています。ティアラ先端部分はもともと、最後のモンタギュー子爵夫人として知られるフランシス・マンビーが所有していたものとされ、18世紀にまでさかのぼります。その後、スペンサー家の手にわたり装飾が施され、ダイアナ妃のおばあさまシンシアが1919年にスペンサー家に嫁いだ時にお祝いの品としてシンシアに贈られました。さらに装飾が加えられいまの形になったのは、1935年といわれています。
≫絶対着けない、ティアラはあるの?
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絶対ない、キャサリン妃が着けたティアラ
一方で、メーガンさんが「絶対に着けない」といわれているのが、キャサリン妃が2011年にウィリアム王子に嫁いだ時に使ったカルティエ・ヘイロー・ティアラです。2013年のデイリーメールによると、1936年にジョージ6世が王位に就く前、妻エリザベス(現エリザベス女王の母親)のためにカルティエに作らせたものだそう。そして娘エリザベス(現エリザベス女王)の18歳の誕生日に、母から娘に譲られました。
花びらをかたどったティアラにはブリリアント・カットのダイヤ739個(!)、バゲットカットのダイヤ149個があしらわれています。なぜそんな素敵なティアラをメーガンさんは「絶対に着けない」の? というと、オーストラリアの国立美術館にて3月30日~7月22日に開催のカルティエ展で展示されているから。なので残念ながら今年のロイヤル・ウェディングでその輝きを放つことはありませんが、オーストラリアに行けば実物を見ることができます。
ほかにも、エリザベス女王からダイアナ妃に結婚のお祝いで贈られたケンブリッジ・ラバーズ・ノット・ティアラやストラスモア・ローズ・ティアラ、ロータス・フラワー・ティアラなども、メーガンさんが選ぶ可能性が高いものとして名前が挙がっているそうです。
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texte : SATOMI MATSUMARU