ルーヴルで、香取慎吾の初個展!
Culture 2018.09.22
今年、パリで大々的に開催されている日本文化と芸術のイベント「ジャポニスム2018:響きあう魂」。その広報大使も務める香取慎吾の個展「NAKAMA des ARTS(ナカマ・デ・アート)」が、パリのカルーゼル・デュ・ルーヴルでスタート。オープニングには、稲垣吾郎、草彅剛も姿を見せ、作品をじっくり鑑賞した。
会場には立体、絵画を合わせて100点以上の作品が並び、制作風景のビデオも。ルーヴル美術館に隣接するカルーゼル・デュ・ルーヴルのシャルル5世ホールが舞台。
昨年、カルティエの依頼で、アイコニックな時計「タンク」100周年のための作品を制作。今年も香港でストリートアートを披露し、帝国ホテルでは若手アーティストとのコラボレーション「NAKAMA de ART」を企画。アーティストとしての活動が大きな注目を集めている香取慎吾。芸能活動のかたわら、作品制作を続けてきた彼の初個展「NAKAMA des ARTS」が、このたびパリのルーブルでスタート。場所は美術館に隣接するカルーセル・デュ・ルーヴル。ドームアートや大小の絵画を合わせると100点以上に上る作品が一挙に展示されている。
一般公開を翌日に控えた9月18日の内覧会では、香取慎吾がゲストを迎え、会場に飾られた自身のポートレートに「ARIGATO」とサイン。訪れた駐仏日本大使をはじめとする日仏の招待客に作品を紹介した。


会場の中央に飾られたポートレートに、「Shingo Arigato!! 2018」とサイン。
在仏日本国特命全権大使、木寺昌人氏に展示を案内。
ルーヴル美術館メセナ担当ディレクター、ヤン・ル・トゥエールと握手を交わす。
「ルーヴルという場所で個展ができたなんて、信じられないです。光栄であると同時に感動と感謝しかありません。個展とは言いますが、僕ひとりのものではありません」と報道陣に囲まれて感慨深げに語った。「絵の中には、香取慎吾が詰まっています。僕を知る人には、絵の中にある僕の知らない部分を発見してほしい。僕を知らない人には、『香取慎吾とはこんな人なんだ』と感じ取ってほしい」。
パリは、ファッションとアートを愛する香取さんにたくさんのインスピレーションをくれる大好きな街だそう。今回の個展のために新たに制作した作品の中には、「東京タワー」や「エッフェル塔」という作品も。「めちゃくちゃ楽しんで描きました。子どもの頃から仕事をしていた僕にとって、夜見上げる東京タワーは、不安な時は温かく感じられる存在。パリに来ても、エッフェル塔を見ると東京から離れていても安心します」。


個展のために制作した、「「Lie. Arigato」(上奥)と「東京タワー」(上左)、「エッフェル塔」
また、最新作、幅4m近い大作の「Lie. Arigato」(ライ. アリガトウ)は、絵を描く時の白衣姿の自分が横たわっているイメージだ。「タイトルのLieは嘘の意味。昨年、僕が芸能活動を引退して海外に移住し、アートに専念、という報道が流れてびっくり。でも、そんなウソがあったおかげで、パリで個展ができる。だから『ウソ、ありがとう』なんです」とにっこり。
内覧会には、稲垣吾郎 、草彅剛も駆けつけた。「展示全体を見るとストーリーになっている。これらの作品はすべてここに来るためにあった。ここにきて作品そのものが完成したのでは、と思いました」と草彅。
一方、会場の中央に見えるドーム「弱き強さ×庵柔」は、「小さくても、そこに入ると安心できる、包まれるような空間があったらいいな」という気持ちで制作したのだそう。また、会場に流れる音楽も、日本を出発する直前に必要を感じ、ミュージシャンの協力を仰いで6時間で作り上げたというエピソードも披露された。
初の個展のプレッシャーも、これまでに経験したライブやコンサートと同じ気持ちで消化したという香取さん。「一生にたった一度しかない初個展、そのいまを楽しみたいです」
期間:開催中~10/3(水)
会場:ルーブル美術館隣接のカルーゼル・デュ・ルーヴル内「シャルル5世ホール」(99 rue de Rivoli, 75001 Paris)
開館時間:9時〜18時
入場無料
https://japonismes.org/officialprograms/「nakama-des-arts」
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texte : MASAE TAKATA(PARIS OFFICE)