ジゼル・ブンチェンが回想録を出版! 自殺衝動や豊胸も告白。

Culture 2018.09.28

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プライベートを明かさないことで知られるスーパーモデルのジゼル・ブンチェンが、回想録「Lessons: My Path to a Meaningful Life」を執筆。最も成功したモデルとして知られるジゼルが「People」の取材で、その栄光の影では、パニックを引き起こし、自殺衝動に駆られたこともあると告白した。

ジゼルによると、最初のパニック発作は2003年、揺れる小型飛行機に乗り込んだときに起こったという。

「私は無力だった。世界がだんだん狭くなっていって、息もできないように思ったの。いままで経験したことのない最悪な気分だった」

「屋根から飛び降りたら苦しみが終わり、二度とこんな思いをしなくてすむといった考えがよぎったわ」

それ以来、ジゼルは狭い場所に過剰反応を起こすようになったという。エレベーターや撮影スタジオ、車、自分の部屋すら恐ろしく感じるようになった。

「私は自分の仕事において恵まれたポジションを得ることができたし、家族とも仲がいい。いつだって自分のことをポジティブな人間だと思って疑わなかった。だから、(そんな状態になって)本当に打ちのめされた。悪いことが頭をよぎるんだけど、なぜそんなことを考えるのか自分でも信じられなかったし、そう思うことも許される行為ではないと感じていたの」

このままではだめだと思ったジゼルは、それまでのライフスタイルを見直した。

「その頃はタバコを吸っていたわ。毎日、ワインを1本開けていたし、モカフラペチーノは3杯飲んでいた。だけどある日、全部やめたの。もしこれらが私を苦しめている原因だとしたら、手放すべきだと思ったから」

さらにジゼルは、子どもたちへの授乳期間を終えた2015年に、豊胸したことも打ち明けている。

「私の身体は賞賛され続けてきたけれど、もはや皆が期待するようなものは提供できないと思ったの。とても脆弱になってるのよ。ワークアウトもするし、ヘルシーな食生活を心がけることだってできる。だけど、私のふたりの子どもが授乳を楽しんだという事実だけは変えられないわ。とりわけ左の乳房をね。私が望んだのは、左右で大きさが変わってしまった胸を整えて、それについて人にとやかく言われないようにすることだった」

そうしてジゼルはメスを入れたが、結局すぐに後悔することになった。

「(麻酔から)目覚めたら、『私、何をしたんだっけ?』って違和感を感じたの。自分で把握できない身体にいるみたいだった。最初の1年は、不快だったからだぶついた服を着ていたものよ」
しかし、ジゼルの夫でNFLのスター選手であるトム・ブレイディは、ジゼルのお直しした胸に対しては好意的だ。

「彼は、私のことを何があっても愛していると言ってくれたし、美しいとさえ言ってくれた。だけどこれは間違いなくもうひとつの教訓になったわ。試練は私を強くしてくれるけれど、もっと違うやり方で学ぶべきだった」

公私ともに順風満帆な人生を歩んでいるジゼルだったが、自分のことは「完璧ではない」と評している。ジゼルもまた、生身の人間だったのだ。

photo: Shutterstock/AFLO, texte: ERI ARIMOTO

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