チャールズ皇太子70歳の誕生日に、家族写真を公開。
Culture 2018.11.15
11月14日に、プリンス・オブ・ウェールズことチャールズ皇太子が70歳の誕生日を迎えた。
節目を迎える記念すべき機会に、ロイヤルファミリーはチャールズ皇太子の公邸であるクラレンス・ハウスに集合。その庭で、写真家クリス・ジャクソンによって非公式の家族写真が撮られ、2枚が公開された。
前列に座るチャールズ皇太子とカミラ夫人は、息子夫妻と孫たちに囲まれて、にこやかな笑みを浮かべているが、ジョージ王子を膝に乗せたチャールズ皇太子は好々爺といった穏やかな表情が印象的。非公式とはいえ、これほどまでにリラックスした王族の家族写真はそうお目にかかれないだろう。開かれた王室像がここにも見て取れる。
エリザベス女王とフィリップ殿下が不在なのが気になるが、ルイ王子とメーガン妃が加わっての最新版のファミリーポートレートだけに、貴重な写真になっている。
孫からは“Grandpa Wales(おじいちゃんウェールズ)”と呼ばれて慕われているチャールズ皇太子だが、息子であるウィリアム王子はひとつだけ納得がいかないことがあるようだ。
現地時間8日、BBCでチャールズ皇太子の家族にインタビューするドキュメンタリー番組「Prince, Son and Heir: Charles at 70」が放映されたが、ウィリアム王子は公務で忙しい父親に対し、「可能な限り、もっと子どもたちと遊んでほしい」と言及。
時間のある時にはジョージ王子やシャーロット王女に「ハリー・ポッター」の読み聞かせをする(!)素晴らしいおじいちゃんなのだそうだが、公務に追われるあまり、書類を読みながら居眠りする姿をウィリアム王子は度々目撃しているのだとか。
ハリー王子も、「父はずっと走り続けている人」「朝から夜まで働きづくめで、おやすみの挨拶をする機会がほとんどなかった」とコメントしている。
70歳を迎えてもエネルギッシュな皇太子だが、カミラ夫人いわく「目に入れても痛くないくらい可愛がっている」という孫たちのためにも長生きをしてもらいたいものだ。
photo: The Mega Agency/AFLO, texte: ERI ARIMOTO