フィガロが選ぶ、今月の5冊 カリスマデザイナーが指南、おしゃれは自分を幸せにする。

『好きな服だけ着ればいい』

レイチェル・ロイ著、鹿田昌美訳　ダイヤモンド社刊　¥1,512

誰かに気に入られようとして服を着ることは、自分の人生を絶対に幸せにしない。他人の考えや感覚はコントロールできないのだから、自分が心地よくいられる服を着ることが大切。それは、自分の人生の舵取りをするのは自分自身だと学ぶことでもある。ミシェル・オバマやオプラ・ウィンフリーを虜にしたデザイナー、レイチェル・ロイの提案は、ファッションの枠に留まらない。いまの自分に似合う服ではなく、なりたい理想の自分にふさわしい服を着ること。自分のスタイルを持つことは夢を実現させるための第一歩だと背中を押してくれる刺激的な指南書。

＊「フィガロジャポン」2019年3月号より抜粋