映像作家の山田智和による、東京を描いたふたつの個展。
Culture 2019.07.31
本誌&オンライン連動の連載「虹の刻」でも活躍している映像監督/映像作家の山田智和が、この夏にふたつの個展で作品を発表する。
米津玄師「Lemon」やあいみょん「マリーゴールド」、KID FRESINO「Coincidence」など、いまの音楽シーンに欠かせないアーティストのミュージックビデオを手がけるほか、広告やファッション誌のスチール撮影などでも活躍している山田。
今回、自身初となる個展のひとつめは、7月31日(水)より伊勢丹新宿店メンズ館 ギャラリースペース「ART UP/アートアップ」にて開催される展示『都市の記憶』。
本展では、出身地である東京を拠点に、撮影で訪れたさまざまな都市での記憶や体験を映し出した、映像と写真がコラボレートした展示。期間中は、メインビジュアルをプリントした数量限定のTシャツも販売される。
もうひとつは、写真家の森山大道によるアート共創プロジェクト「SHIBUYA / 森山大道 / NEXT GEN(ネクストジェン)」にて発表される展示だ。
本プロジェクトは、次世代クリエイター(NEXT GEN)を支援するべく、アートエキシビションをともにつくりあげるクリエイターを、公募を通じて8名選出。そのうちの2名が、8月1日(木)~4日(日)まで開催される展示『UNDERGROUND』に参加できるというもの。
今回は、”2019年のいまの渋谷”をテーマに、森山の写真、山田の映像、次世代クリエイター2名の作品が渋谷地下4階、安藤忠雄デザインの空間に展示される。なお、ほかの6名の次世代クリエイターの作品は、渋⾕モディ1階「ソニースクエア渋谷プロジェクト」にて開かれる『公募作品展』に展示されるというので、こちらも見逃せない。
東京をルーツ持つ山田が目にしてきた景色が、映像や写真、そして他クリエイターとのコラボレートによってどのような形で表現されるのか。ぜひ一度目にしてみてほしい。
1987年⽣まれ、⽇本⼤学芸術学部映画学科映像コース出⾝。映像作家。クリエイティブチーム「Tokyo Film」主宰、Caviar 所属。シネマティックな演出と現代都市論をモチーフとした表現を得意とし、ブランド広告をはじめ、サカナクション、⽶津⽞師、あいみょんなどのミュージックビデオや、ファッション誌での写真連載からTVドラマまで、その活動は多岐に渡る。SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2019にて、BEST VIDEO DIRECTORを受賞。
会期︓2019年7⽉31⽇(⽔)~8⽉20⽇(⽕)
東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店メンズ館2階=メンズクリエーターズ内アートアップ
営)10時~20時
無料
※やむを得ない理由により、展⽰内容が変更される可能性があります。
会期:2019年8月1日(木)~8月4日(日)
東横線・副都心線渋谷駅のヒカリエ改札内(地下4階)
※最寄り出口は、15番出口(渋谷ヒカリエ地下3階)
営)8月1日(木)17時~21時
8月2日(金)10時~21時
8月3日(土)10時~21時
8月4日(日)10時~19時
無料
※交通系ICカード、乗車券などで入場した場合は、出場時に精算が必要。