デミ・ムーア、母親に500ドルで売られた過去を暴露。
Culture 2019.09.24
自伝『Inside Out(原題)』を9月24日に出版するデミ・ムーア。前夫アシュトン・カッチャーの度重なる浮気や性癖について綴っているほか、母親の裏切りによって15歳のときにレイプされたことも赤裸々に明かしており、その内容に注目が集まっている。
アルコール中毒で飲酒運転や放火などの逮捕歴がある母親から、デミは16歳で独立。モデル業を手始めにチャンスを掴み、その後人気女優になったことは周知の通りだが、母親はことあるごとに娘に対抗し、最後まで親子関係が破綻したままだったのは有名な話だ(母親は1998年に死亡)。
新たな回顧録の発売を控えて、デミはジャーナリストのダイアン・ソイヤーのインタビューに応じ、500ドルで母親に売られるという、これまで語ることのなかった壮絶な少女時代について口にした。
「(デミは)母親にバーに連れて行かれました。すると男が見ているわけです。彼女はまだ15歳。ある夜、家に帰ると、知っている年配の男が鍵を持ってアパートにいたのです」とダイアンはナレーションで切り出している。
ダイアンはデミに、その際、母親に自分は売られたと感じたかを改めて質問すると、デミは神妙にこう答えている。
「本心を言うと、ノーです。(お金だけの)簡単な取引だとは思っていないからです。しかし、“彼女”はあの男が再び私にアクセスできるようにし、危害を及ぼすのです」
闇が深いデミの少女時代は、56歳になったいまでも暗い影を落としているように見える。何度も囁かれる全身整形疑惑や現在の孤独――。
おさわがせ女優のイメージが定着しつつあるデミだが、過去の残酷な体験を考えると、何かが壊れてしまっていたとしてもおかしくはない。
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photo: REX/AFLO, texte: ERI ARIMOTO