榎本マリコの展示会が、大阪・梅田で開催。

Culture 2019.10.20

イラストレーターであり画家の榎本マリコの展示会が、大阪・梅田 蔦屋書店 ガーデンラウンジステージにて10月22日(火)~11月17日(日)まで開催される。

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いま話題の本『82年生まれ、キム・ジヨン』(チョ・ナムジュ著 筑摩書房刊)や芥川賞を受賞した『むらさきスカートの女』(今村夏子著 朝日新聞出版刊)などの表紙を手掛け、シュールで独特な世界観を描く榎本マリコ。作品には目鼻がない女性が多く、顔のパーツの代わりに、動物やどこかの風景などが描かれる。ありえない情景ながら、不思議と違和感よりも落ち着きを与えてくれる。
フェアの開催に際し、榎本は作品のインスピレーションについてこう語っている。「真夜中の虹のように、わずかな光がもたらす奇跡みたいな瞬間を私は待ち続け、想像しています。それを目撃した時の懐かしい人に会う安堵感にも似た感覚を、さまざまな記憶の断片から引き出したモチーフに落とし込んでいます」

展示会では、普段書店に並ばない作品集や特別に制作されたTシャツ、サコッシュ、切手、ポストカードセットなども販売される。10月27日(日)には榎本のサイン会も予定されている。
直接作品を観られるチャンス、ぜひ出かけてみて。

MARIKO ENOMOTO アーティスト/イラストレーター
1982年、埼玉県生まれ。ファッションを学んだ後、2004年より本格的に絵の創作活動を始めた。国内外のグループ展や個展で作品を発表しつつ、書籍の装画やCD ジャケット、雑誌、広告など幅広いジャンルのアートワークを手がけている。最近の個展に『STRANGERS』(2015 年、L'illustre Galerie LE MONDE)、『floweryghost』(2019 年、AL) など。装画を手がけた書籍に『82 年生まれ、キム・ジヨン』(チョ・ナムジュ著、筑摩書房)同作のアメリカ版、ハンガリー版、『むらさきのスカートの女』(今村夏子著、朝日新聞出版)など。雑誌『anna magazine』は創刊時より、表紙のイラストを手がける。
I saw a rainbow at midnight(真夜中に虹を見た) ~ 榎本マリコ フェア ~
会期:10月22日(火)~11月17日(日)
時間:7時~23時
場所:梅田 蔦屋書店 ガーデンラウンジ ステージ
問い合わせ先:梅田 蔦屋書店 tel : 06-4799-1800

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