個性的すぎるキャラクターが集結! 映画『MANRIKI』特集の舞台裏。
Culture 2019.11.20
11月29日に公開される映画『MANRIKI』。小顔になりたいと願うモデルが「万力美容クリニック」という怪しい施設に駆け込み、その行く末をシュール&ユーモアたっぷりに描いた独特の作品。フィガロジャポンでは、映画の撮影も手がけたフォトグラファー荒井俊哉さんによる撮りおろしで映画の世界観を紹介。本誌特集のメイキング映像とアザーカットを交えて舞台裏をお伝えします。
最初にスタジオに現れたのは、本作品で企画とプロデュースを担当する齊藤工さんと永野さん。チームMANRIKIとしてTGC北九州に出演したおふたり。羽田空港からスタジオに直行で駆けつけてくれました。時間がないにもかかわらず、我々スタッフに福岡土産のサプライズも! 夕飯といただいたお土産を食べながら、まずTVを見ることに。この日はラグビーW杯の日本VSサモア戦だったのです。大家族さながら、みなでダイニングテーブルを囲んでTVを見ながら腹ごしらえをし、撮影準備に取り掛かりました。
と、そこに映画の出演&音楽を担当した金子ノブアキさんとSWAYさんが登場。続いてフォトグラファー荒井さんがギターひとつ抱えてスタジオ入りし、再会を喜び4人と固い握手。一気に男子校的な賑やかな雰囲気に。このギター、金子さんの小道具として荒井さんが持ってきてくれたのですが、のちに大活躍します。
この映画のひとつのキーワードが「顔でか」。これになぞらえて、最初にひとりずつの「顔ドアップ」の撮影を決行。4人とも上半身肌で撮影したのですが、SWAYさんは鍛え上げた身体をさらに仕上げるべく、撮影直前に楽屋でパンブアップ! 間近で見ても惚れ惚れする身体でした。
そして永野さんの撮影時、奇跡の一枚が撮れました。
服が汚れないよう、フェイスカバーを付けた永野さんがあまりにも怪しく、荒井さんも思わずパチリ。誌面には載せられなかったのですが、盛り上がりに火が付き、男子校ムードはますます加速。
ソロカットが終わり、集合カットへ。4人とも全身グッチでキメていただきました。その姿は圧巻そのもの。見開きで展開しているので、ぜひ誌面で堪能してください。
その際、金子さんが手にしていたのが荒井さん私物のギター。撮影中盤、ポロンポロン……ギターの音色が聞こえてきました。その音色に合わせて永野さんがまさかのハーモニー。いわば即興です。謎の歌がスタジオに静かに響き渡り、スタッフみな笑いをこらえきれませんでした……。
斎藤:コート¥561,000、シャツ¥77,000、パンツ¥107,800、シューズ¥137,500 SWAY:シャツ¥198,000、スカーフ¥60,500、パンツ¥143,000、シューズ¥101,200 永野:タートルニット¥236,500、パンツ¥209,000、シューズ¥99,000 金子:ベスト¥159,500、トップ¥137,500、アイウエア¥49,500、ネックレス¥401,500、パンツ¥154,000、シューズ¥137,500/以上グッチ(グッチ ジャパン) ギター/フォトグラファー私物 ©SHUNYA ARAI(YARD)
その決定的瞬間がこちらのカット。永野さんの天才っぷりにただただ爆笑&感心。永野さんは、「編集長がファンなのですが、今日来られなくて残念がっていました」とお伝えし、iPhoneを向けたところ、即座にあのポーズを取ってくれました。なんてサービス精神旺盛!
撮影終了後は4つのお題に沿ってインタビューへ。映画誕生秘話から撮影中の苦労や苦悩、完成後の反応などを教えてもらいました。
帰り際、斎藤さんは私服として着ていたお揃いのTシャツを男性陣スタッフに配布。斎藤さん登場時からずっと気になっていたのですが、このTシャツ、よく見ると斎藤さん掲載の記事がプリントされている……! 「これ僕がひとりで焼き肉を食べていた時に、週刊誌に撮られたものなんです」と教えてくれましたが、周りにいたスタッフからも大好評! みなその場でさっそく着ていました。
ちなみにTシャツにはQRコードが付いているのですが、ここにアクセスすると、齊藤さんの次回作『COMPLY+-ANCE(コンプライアンス)』のサイトに繋がるという仕組み。思わず拍手を送ってしまいました。
4人とも本当に信頼関係が強く、仲がよく、だからこそ爆笑も多々あった撮影現場。ぜひ誌面でその雰囲気を感じてみてください。