映画好き必携の「渋谷ミニシアター手帖」、2020年版を配布開始。
Culture 2019.12.02
渋谷のミニシアターで働くスタッフおすすめの渋谷のスポットを掲載したマップ、「渋谷ミニシアター手帖」の2020年版が、“映画の日”12月1日(日)より無料配布開始されている。
「渋谷ミニシアター手帖」は街に点在するミニシアターの場所を記した地図の上に、飲食店、古着屋、花屋、書店やカルチャースポットの情報を集めた街歩きマップ。昨秋に発行し好評を得た2019年版に続く2020年版には、新店なども加わり全177カ所の情報が掲載されている。さらに、「渋谷・映画・私」「渋谷・映画・僕」と題した小泉今日子とミヤギフトシによる書き下ろしエッセイも収録。持ち歩きやすいようA5サイズに折りたたまれ、ひろげるとA2サイズ両面となる充実の内容となっている。
デザインはアートディレクター/グラフィックデザイナー田部井美奈が前回に引き続き担当。また、イラストレーター三宅瑠人によるイラストも地図を彩る。
2020年版は11月22日(金)にオープンした「WHITE CINE QUINTO」も加わり、計8館のミニシアターが参加。各館のロビーで入手できる。これまで映画館のみでの配布だったが、限定数が早々に配布終了となった劇場もあり、2020年版はBunkamuraル・シネマのホームページからの閲覧・PDFのダウンロードも可能になった。
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そしてBunkamuraル・シネマでは、「渋谷ミニシアター手帖」の発行を記念し、12月12日(木)まで2週間限定で『バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版』を特別上映中。1987年に制作されたオリジナル版の『バグダッド・カフェ』は、日本では1989年にシネマライズで封切られ大ヒットを記録。当時のミニシアターブームを牽引する1作となった。さらに、その20年後にはパーシー・アドロン監督自ら再編集した「ニュー・ディレクターズ・カット版」がユーロスペースで公開されるなど、まさに渋谷のミニシアターの歴史と共に歩んできた名作だ。
ジェヴェッタ・スティールが歌う主題歌「コーリング・ユー」も大ヒットした。©2008 KINOWELT INTERNATIONAL GmbH

「渋谷ミニシアター手帖」
配布場所:Bunkamuraル・シネマ、WHITE CINE QUINTO、アップリンク渋谷、シアター・イメージフォーラム、シネクイント、シネマヴェーラ渋谷、ヒューマントラストシネマ渋谷、ユーロスペース
配布数:4万部限定(無料)
PDFダウンロード: Bunkamuraル・シネマ公式HP
「渋谷ミニシアター手帖」2020発行記念
『バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版』
日本公開30周年 特別上映
上映期間:11月29日(金)~12月12日(木)
[~12/5(木)]連日...10:30~(終)12:35
[12/6 (金)~12/12(木)]連日...19:15~(終)21:20
料金:1,300円均一 ※特別興行のため各種割引なし
※この記事に記載している価格は、標準税率10%の税込価格です。