情熱ほとばしる「メキシコ20世紀絵画展」開催。
フリーダ・カーロの日本初公開作品も。
Culture 2009.06.23
意外と知られていないことだけれど、今年はメキシコと日本にとって交流400周年という記念すべき年。4世紀にわたる両国の友好を祝うイベントのひとつとして、7月4日から世田谷美術館で「メキシコ20世紀絵画展」が開催される。
日本初公開となるフリーダ・カーロの「メダリオンをつけた自画像」
1948年、個人蔵 ©Banco de Mexico, "Fiduciario" en el Fideicomiso relative a los Museos Diego Rivera y Frida Kahlo Photo©Francisco Kochen
スペインによる植民地支配からの独立後、革命を経て発展する歴史の渦中で、芸術における自分たちのアイデンティティを模索し、発信したディエゴ・リベラやホセ・クレメンテ・オロスコ、ダビッド・アルファロ・シケイロスらの作品は、メキシコの近代絵画の歴史そのものといえるだろう。
さらに注目は、フリーダ・カーロの日本初公開作品「メダリオンをつけた自画像」。彼女の母親の故郷オアハカ州テワナの伝統的なウィピルを身に付け、涙をこぼす彼女の視線の先に立って、生でその迫力を感じたい。フリーダの夫にして壁画の巨匠、ディエゴ・リベラの「夜の風景」
1947年、INBA/メキシコ国立近代美術館蔵 ©Banco de Mexico, "Fiduciario" en el Fideicomiso relative a los Museos Diego Rivera y Frida Kahlo Photo©Francisco Kochen
●「メキシコ20世紀絵画展――太陽と革命の画家たち、限りない祖国への情熱」
会期:7/4~8/30
会場:世田谷美術館
Tel 03・5777・8600
会期:7/4~8/30
会場:世田谷美術館
Tel 03・5777・8600
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