女優モトーラ世理奈に魅了された男たちのハナシ。
Culture 2020.01.22
モデルとしてモード誌からは引っ張りだこ、女優としても出演作が続く日本映画の新世代ミューズ、モトーラ世理奈の最新作『恋恋豆花』が、2月22日から、新宿ケイズシネマを皮切りに全国公開されることとなった。台湾を舞台に繰り広げられるこのロードムービーは、タピオカに続く台湾スイーツとして注目されている“豆花”(ドウファ)をモチーフに、モトーラ世理奈の笑顔がはじける一本。監督は、近年は東欧を舞台にテーマ性の強い作品を作り続けてきた今関あきよし。デビュー作『アイコ十六歳』(1983年)に原点回帰したようなポップでキュートなスタイルで、これまでに見たことのないモトーラ世理奈の魅力を引き出すことに成功している。
『恋恋豆花』 大学生活にも恋愛にもなんとなく満足感を得られない女の子が、父親の3度目の結婚相手と台湾旅行。そこでさまざまな出会いがあって……。
●監督/今関あきよし ●出演/モトーラ世理奈、大島葉子、椎名鯛造、真宮葉月ほか ●2019年、日本・台湾映画 ●101分 ●配給/アイエス・フィールド ●2月22日より、新宿ケイズシネマほか全国にて順次公開
©2019「恋恋豆花」製作委員会
この『恋恋豆花』公開を記念して、東中野のSpace&Cafeポレポレ坐で関連イベントが開催されることになった。
まずは1月23日(木)、同じくモトーラ世理奈が主演した『風の電話』(1月24日公開)とのクロストークライブ。『恋恋豆花』と同じくロードムービーでありながら、静かで染み入るような(でも熱い)世界を描き出した『風の電話』。同作のモトーラ世理奈もまた、これまでとは異なる輝きを見せているのだが、その魅力の源泉はどこにあるのか? 当日は『風の電話』の諏訪敦彦監督と『恋恋豆花』の今関あきよし監督が、モトーラ世理奈の魅力を中心に、映画作りに関するあれこれを語り尽くすイベントとなる模様。モトーラ世理奈のゲストトーク参加も決定。
『風の電話』 津波で家族を亡くした高校生の少女は、地元を遠く離れ、広島の叔母の元に預けられる。そこでも山崩れを経験し、自身の実家のあった岩手に戻る。
●監督・共同脚本/諏訪敦彦 ●出演/モトーラ世理奈、西島秀俊、西田敏行、三浦友和ほか ●2019年、日本映画 ●配給/ブロードメディア・スタジオ ●1月24日より、新宿ピカデリーほか全国にて公開
©2020映画「風の電話」製作委員会
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続いて2月10日(月)は、『恋恋豆花』の“音楽”にフォーカスしたライブ&トーク。主題歌『言葉-KOTOBA-』を歌う後藤郁、同名劇中歌『恋恋豆花』を歌う洸美のナマ歌ライブに加え、モトーラ世理奈とW主演の大島葉子と今関監督のトークも予定されている。
そしてラストの2月16日(日)は、『恋恋豆花』に出演した台湾人女優・潘之敏(ヴィッキー・パン・ズーミン)が、2011年に初主演した『河豚 Blowfish』の日本初上映。日本でも人気急上昇中の呉慷仁(ウー・カンレン)の映画デビュー作でもある同作は、幻の台湾映画と呼ばれ、公開が待ち望まれていた。当日は潘之敏も来日し、『恋恋豆花』関係者とトークを行う。
『河豚 Blowfish』 心に傷を負った男女の触れ合いを、静かな映像で描く。ウー・カンレンは本作では斎藤工のようなラフなイケメンぶり。現在は台湾テレビ界の人気俳優。
●監督/リー・チーユエン ●出演/ヴィッキー・パン・ズーミン、ウー・カンレンほか ●2011年、台湾映画 ●87分 ●日本劇場公開未定
©快活映畫股份有限公司
~なぜクリエーターはモトーラ世理奈を欲しがるのか~
日時:2020年1月23日(木)18時30分開場、19時開演
料金:無料 ※カフェメニュー1品(400円~)以上の注文が必要
問い合わせ:noriyukitoyoda2469@gmail.com(件名に必ず「ポレポレ」と入れて下さい)
アイエス・フィールド 豊田 090-1819-6369
映画『恋恋豆花』ちょっと早い前夜祭
日時:2020年2月10日(月)18時30分開場、18時50分開演
料金:¥2,500(ワンドリンク付き)
問い合わせ:jemini190@yahoo.co.jp(件名に必ず「210ポレポレ」と入れて下さい)
※前日2月9日まで対応。予約は定員人数になり次第受付終了。
Neo Keio Hi. Film Produce (ごぶさた) Extra
幻の台湾映画『河豚』が東中野で上映されるらしい。呉慷仁(ウー・カンレン)も出てるよ(仮)。
日時:2020年2月16日(日)18時開場、18:30開演
料金:無料 ※カフェメニュー1品(500円~)以上の注文をお願いします。
問い合わせ:neokeio1986@gmail.com
※全席自由、一部予約席あり。予約は定員人数になり次第受付終了。
上記会場はすべて、Space&Cafeポレポレ坐
東京都中野区東中野4-4-1 ポレポレ坐ビル1F(映画館・ポレポレ東中野のあるビル)
texte : RYOICHI SUGIYAMA