お騒がせノルウェー王女を描くドキュメンタリー番組が制作中。
Culture 2020.10.27
ノルウェー王室のマッタ・ルイーセ王女(49歳)の素顔に迫るドキュメンタリーシリーズが制作中であることが明らかになった。
来年リリース予定の「Martha(原題)」は、ノルウェー王室の日常に焦点を当てつつ、アメリカ出身の‟スピリチュアルガイド”として知られている恋人デュレク・ヴェレット氏(通称シャーマン・デュレク)との生活および、自殺を遂げた前夫アリ・ベン氏(離婚後に死亡)との関係について描くという。
「私は公人であり、メディアは私について、色々なことを書き立てます」と王女はTV2で口を開き、王女のプライベートについてこれまでに報じられたゴシップや噂に対し、正面から向き合う姿勢を示した。
「センセーションを求めるテレビプロジェクトではないことが私にとっては重要でした。私はカメラの前でオープンでいられますし、正直でありたいと思っています。皆さんが私について誤った憶測を持たないよう願っています」
マッタ王女はまた、前夫アリの自殺後、喪失感に見舞われた彼女の子どもたちにもスポットを当てる。美男美女で知られた元夫婦の間には、17歳のモードを筆頭に、リア、エマの3人の娘がいる。
「最も重要なことは、娘たちに向き合うことです。私たちは悲しみに暮れる家族であり、さらにノルウェーにいる大多数の人と同様に、極めて孤立した状態です」
王女の孤独を埋めてくれたのが、シャーマン・デュレクとの出会いだったというわけだ。シャーマン・デュレクは、グウィネス・パルトロウなど数多くのセレブを顧客に持つ‟スピリチュアルガイド”として知られた存在で、本人曰く「親子代々シャーマンで、自分は6代目」。
その肩書と、インタビューで「前世から王女とはファラオとクイーンで夫婦だった」と仰天発言をしたせいで、王女との交際を反対する声が国民の間で沸き起こっていた。以降、マッタ王女はお騒がせプリンセスとしてメディアを賑わせてきたが、その騒動にピリオドを打つのが狙いのようだ。
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photo : Agencia EFE/AFLO, texte : ERI ARIMOTO