ハリー&メーガン、Netflix制作番組登場の可能性は?
Culture 2021.04.09
動画配信プラットフォームと巨額の契約を結んだハリー王子夫妻。Netflixは4月6日、ハリー王子が心を寄せてきた傷病兵らの国際スポーツイベントを描く、夫妻の初のドキュメンタリーシリーズ「ハート・オブ・インビクタス」の制作を発表した。
Netflixと契約を交わしたメーガン・マークルとハリー王子。(レッドベール、2018年10月30日) photo : Abaca
メーガン・マークルが再びテレビに登場するかもしれない。メーガン・マークルと夫ハリー王子がNetflixと複数年の契約を結んだことを、2020年9月、「ニューヨーク・タイムズ」が報じた。このニュースを公式声明で認めた夫妻は、ドキュメンタリー、ドキュシリーズ、映画、ドラマ、あるいは子供向け番組を制作するという。夫妻は声明で、「私たちの目標は、情報を提供するだけでなく、希望を与えるコンテンツを制作することです。また、若い親としては、家族向けに刺激的なプログラムを作ることも大切です」と語っている。
「ハート・オブ・インビクタス」
そしてこのたび、動画配信プラットフォームに向けたハリー王子夫妻の最初のプロジェクトが明らかになった。
Netflixは4月6日、ハリー王子とメーガン・マークルがドキュメンタリーシリーズの制作を準備していることを発表した。このシリーズでは、ハリー王子が心を寄せている負傷兵のための国際スポーツイベント「インビクタス・ゲーム」に焦点を当てる。「ハリー王子は、インビクタス・ゲームの立ち上げ時からアンバサダーを務めており、この大会の素晴らしいアスリートたちにスポットライトを当てることは、アーチウェル社が制作する最初のシリーズにふさわしい」と、Netflixは公式声明で発表した。「ハート・オブ・インビクタス」は、2022年の大会に向けて準備を進めるアスリートたちを追いかける。
Prince Harry has been a champion of the Invictus Games since its inception so it's fitting that Archewell's first Netflix series will spotlight and celebrate the competition's amazing athletes.
— Netflix (@netflix) April 6, 2021
Heart of Invictus will follow the competitors as they prepare for 2022's games. pic.twitter.com/yM7t2qdBsw
このドキュメンタリーシリーズは、『イブリンと歩いた道』のオーランド・ヴォン・アインシーデルが監督を務め、ジョアンナ・ナタセガラが制作を担当する。シリーズでは、さまざまな国のアスリートを追う。彼らは、「レジリエンスと希望に満ちた力強い物語」を持つ、戦争で負傷し、ハンディキャップを負った兵士や退役軍人たちだ。そして、大会の主催者にも焦点を当てる。
ハリー王子は声明の中で、「2014年の第1回インビクタス・ゲーム以来、それぞれのアスリートがそれぞれの方法で、立ち直り、決断する姿を見てきた。シリーズでは、来年のオランダ大会に向けて活躍する選手たちの感動的なストーリーを世界中に届けたい」と説明し、これらのアスリートを紹介することに「わくわくし、誇りに思う」と述べている。
PRの専門家であるジョナサン・シャリットによると、Netflixとの契約で夫妻が得る利益は、最高9900万ドルにも上るだろうという。これは、2018年、同局と契約したオバマ夫妻の9800万ドルに近い金額だ。
さらにシャリットは、「ハリウッドのスタジオが英国王室を『手に入れる』のはおそらく初めてのことで、これは『歴史的』な契約だ」と「ザ・サン」紙に語っている。ニューヨーク・タイムズによると、ハリー王子とメーガンがドキュメンタリーに登場する可能性もないわけではないという。
Prince Harry and Duchess Meghan have signed a landmark deal with @Netflix to produce documentaries, docu-series, feature films, scripted shows and children's programming. "Our focus will be on creating content that informs but also gives hope," the Sussexes say in a statement. pic.twitter.com/nWYCmWKwJM
— Omid Scobie (@scobie) September 2, 2020
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「二度と女優には戻らない」
しかし、メーガン・マークルは、二度と女優には戻らないと明言している。ハリー王子夫妻は声明の中で、「Netflixの多大な影響力によって、『インパクトのある』コンテンツを生み出し、行動を促すことができる」と述べている。ふたりが制作した番組は、Netfilxの数百万人のサブスクライバーにのみ提供される。
Netflixのコンテンツ最高責任者であるテッド・サランドスは、「夫妻がクリエーションの拠点としてNetflixを選んでくれたことを非常に誇りに思います」と語る。「世界の視聴者のレジリエンスを高め、理解を深めるのに役立つストーリーを彼らと一緒に作れることを楽しみにしています」
ハリー王子夫妻の制作会社は、二人が将来設立する財団「アーチウェル」とは独立して運営される。
2020年6月には、二人はすでにNBCユニバーサルをはじめとするプロダクションやメディアとのミーティングを増やしており、テレビ番組の企画を検討していたという。Netflixは同年8月下旬、パラリンピックに焦点を当てたドキュメンタリー「ライジング・フェニックス」を公開しており、そこには...ハリー王子本人が登場していた。
texte : Chloé Friedmann 1 (madame.lefigaro.fr)