大坂なおみに敬意を! 各界著名人から支援の声。

Culture 2021.06.02

5月31日、2021年の全仏オープンへの出場を辞退することを発表したテニス選手に対し、各界の著名人が誇りと敬意、そして思いやりを示している。

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全仏オープンの出場を辞退した大坂なおみに、多くの著名人から支援の声が上がっている。(マイアミ、2019年3月23日) photo : Abaca

大坂なおみは、先ごろの記者会見を拒否したことで、1万5,000ドル(約165万円)の罰金と、全仏オープンでの失格処分および四大大会での出場停止処分の可能性を通告された。この罰金処分を受けた後、世界ナンバー2の彼女は、5月31日に2021年の全仏オープンへの不参加を表明した。

 

 

5月31日、23歳の彼女は自身のツイッターアカウントで声明を発表。記者会見が「大きな不安」を引き起こすこと、そして2018年の全米オープン以降、「長い間、うつ状態」に苦しんでいることを明かした。「今の状況は、数日前に投稿した時に想定し、意図していたものではありません」とし、「大会、他の選手、そして私の健康のためにも、大会を棄権します。みんながパリでテニスに集中するためにも、これがベストだと思っています」

そして「私は大会を混乱させるつもりはなかったし、発信のタイミングが理想的ではなく、もっと明確なメッセージを出すべだったことを受け入れます。最も重要なのは、私はメンタルヘルスを軽視したり、この言葉を軽々しく使ったりは決してしないということ」と付け加えた。

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「空間と時間」

この発信以降、ソーシャルネットワーク上ではこのスポーツウーマンを支持する声が広がっている。各界の著名人は、彼女に対する誇り、尊敬、思いやりを表明している。

「彼女の気持ちがわかる」と記者会見で語ったのは、セリーナ・ウィリアムズだ。「みんなが同じではありません。私は筋肉質。他の人は細い。私たちはみんな違い、誰もが同じように物事を処理できるわけではありません。彼女が自分のやり方で乗り越えるよう、ただそっとしておくべき。私が言えることは、彼女はベストを尽くしているということだけです」

 

 

元テニスプレイヤーのマルチナ・ナブラチロワも同じ考えだ。「アスリートとしては、体のケアをするように教えられるが、もしかしたら精神的、感情的な面は見落とされているかもしれない。これは記者会見をする、しないの問題だけではない。グッド・ラック、なおみ。みんなあなたを応援しています」とツイートしている。

元テニスチャンピオンのビリー・ジーン・キングは、大坂なおみの 「うつ病との闘い」における「勇気」をたたえた。そして、「いま重要なのは、彼女が必要とする空間と時間を与えることです」と強調した。

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「あなたを誇りに思う」

また、体操選手のローリー・ヘルナンデスは、大坂なおみに感謝の意を表した。「ここまで事態が悪化すべきではなかったけれど、テーブルに拳を叩きつけたあなたを誇りに思います 」とツイートしている。

この“誇り”を、アレクサンドリア・オカシオ=コルテスやヴィーナス・ウィリアムズも表明。「お大事に、またすぐにあなたが勝利する姿を見せて!」とヴィーナス・ウィリアムズは声を上げた。また、バスケットボール選手のステフィン・カリーやケビン・ラブなど、他のアスリートたちも、この日本のアスリートに「敬意」を表した。一方、ウサイン・ボルトは、祈りを捧げるかのように「手を合わせる」絵文字でリプライした。

 

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「王者の弱点に敬意を払うべきだ」

アスリートに加え、文化人からも、グランドスラム4勝を挙げた大坂なおみへの賛同の声が上がっている。大坂の恋人であるラッパーのコーデーは、彼女に対し「誰にも謝る必要はない!」とコメント。また、女優のジャミーラ・ジャミルは、全仏オープンの「ボイコット」を呼びかた。「なおみは一番エキサイティングな選手」とし、「不安を抱えた人を罰することを想像してみてください...この2021年に」

トム・ハンクスの妻、リタ・ウィルソンは「自分を大切にして」と促し、ナオミ・キャンベルは「自分に厳しくなりすぎないように」と呼びかけた。ナオミは「このようなことを世界に向けて発信することは、エレガントで勇気のあること。あなたに、私の想いと祈りを」と続けた。

この論争は、一部のアスリートの心の不調を考慮することの重要性を浮き彫りにした、と精神科医のクリストフ・ベルネルはFrance Infoで強調した。「偉大なチャンピオンたちは、人間でもあるのです。彼らにも弱点はあり、我々はそれを尊重しなければならない」

text : Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr)

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