エリザベス女王、ケーキカットは「伝家の宝刀」で!?
Culture 2021.06.14
エリザベス女王は、6月11日、コーンウォールで開催された「ビッグ・ランチ」にゲストとして参加。挑戦を恐れない英国君主は、ケーキを切り分けるナイフを使わず、剣を使った。
いくつかのコミュニティを結びつけることを目的としたイベント、ビッグ・ランチにゲストとして参加したエリザベス女王。(セント・アイヴス、2021年6月11日) photo : Abaca
6月11日、エリザベス女王は、コーンウォールの複合型環境施設エデン・プロジェクトで開催された「ビッグ・ランチ」のレセプションに出席した。このイベントは、女王の在位70年を祝うため、2022年に開催される「プラチナ・ジュビリー」の一環として、複数のコミュニティとランチをともにするというもの。
今回の訪問では、95歳の君主がケーキカットをしてゲストをもてなしたが、そこにはちょっとした工夫があった。
エリザベス女王が使ったのは、かつてコーンウォール公爵であったエドワード・ボリトーが持っていた剣。女王自ら、ケーキカットにその剣を使いたいとこだわったのだという。ミラー紙によると、ある側近が(ケーキカット用の)ナイフを差し出したところ、エリザベス女王は「ナイフがあるのは知っているけど、これはもっと珍しいわ」と答えたという。
ケーキカットのためには義理の娘であるカミラ夫人の協力が必要で、キャサリン妃が愉快そう見守る中、君主によるケーキ入“剣”が行われた。
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G7との会合
その数分前には、エリザベス女王はエデン・プロジェクトで行われたG7のレセプションに出席。今年はイギリスがホストとなった第47回G7サミットには、ロイヤルメンバーも出席し各国首脳を歓迎。いくつかの訪問や公式レセプションが開催された。
text : Camille Lamblaut (madame.lefigaro.fr)