チャールズ皇太子、ダイアナ妃像除幕式欠席の理由は?

Culture 2021.06.29

チャールズ皇太子が7月1日に予定されているダイアナ妃像の除幕式に出席しないのは、つらい記憶がよみがえるのを恐れてのことだ、と6月27日のタイムズ紙が報じた。

prince-charles580.jpg

チャールズ皇太子は、7月1日に行われるダイアナ妃像の除幕式を欠席するという。(カービスベイ、2021年6月11日) photo : Abaca

「彼はそれを非常に難しいことだと感じているようです」。6月27日、イギリスのタイムズ紙に匿名の情報筋が明かしたところによると、チャールズ皇太子は、故ダイアナ妃の60歳の誕生日である7月1日に、ケンジントン宮殿で予定されている銅像の除幕式には出席しないという。イギリスの王位継承者は、過去の記憶がよみがえることを恐れているようだ。

「このような瞬間は古傷を呼び覚ます可能性が高く、嬉しかっこと、悲しかったこと、悔やまれることなど、さまざまな記憶をよみがえらせるのだと思います」と皇太子に近いこの情報筋は続ける。「ダイアナ妃が亡くなってから、チャールズ皇太子は感情は自分の中にとどめ、こうしたことは息子たちに任せた方がいいと思っているのでしょう」

---fadeinpager---

「もしダイアナ妃が生きていれば、ここまでことが大きくなることはなかった」

除幕式にはウィリアム王子(39歳)とハリー王子(36歳)が参加する。唯一の難点は、兄弟の緊張関係がまだ続いていること。そのため、ふたりは別々にスピーチをすることにこだわったようだ。『Battle of Brothers』の著者ロバート・レイシーは、それでも、このセレモニーがふたりの距離を縮めると信じている。

「この再会は、大きな進展をもたらすでしょう」と、レイシーは王室専門誌「Hello!」に語っている。「ふたりは母親にオマージュを捧げるという明確な目的のために遠方からやってくるのです。手を携える以外に、彼らが母を称えるためにできることはあるでしょうか」

「ダイアナの友人たちは、彼女が生きていたらここまでことが大きくなることはなかっただろうと言っていましたが、私もその通りだと思います。7月1日は、もしかしたらダイナ妃が戻ってきたかのような効果があるかもしれない」とレイシーは付け加える。

除幕式をきっかけに、ふたりは共通認識を持つこととなり、メディアを何カ月にもわたって賑わせてきた紛争に終止符を打つことができるかもしれない。

text : Chloé Friedmann 1 (madame.lefigaro.fr)

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest
Business with Attitude
コスチュームジュエリー
35th特設サイト
パリシティガイド
フィガロワインクラブ
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories

Magazine

FIGARO Japon

About Us

  • Twitter
  • instagram
  • facebook
  • LINE
  • Youtube
  • Pinterest
  • madameFIGARO
  • Newsweek
  • Pen
  • CONTENT STUDIO
  • 書籍
  • 大人の名古屋
  • CE MEDIA HOUSE

掲載商品の価格は、標準税率10%もしくは軽減税率8%の消費税を含んだ総額です。

COPYRIGHT SOCIETE DU FIGARO COPYRIGHT CE Media House Inc., Ltd. NO REPRODUCTION OR REPUBLICATION WITHOUT WRITTEN PERMISSION.