東京五輪開会式で目が留まった、コロンビア選手団の衣装。

Culture 2021.07.27

From Newsweek Japan

210727-newsweek-01.jpg©️YouTube - Colombia en la Ceremonia Inaugural de Tokio 2020

文/松尾彩香

オリンピックがついに開幕しましたね。

開幕式の様子はコロンビアでも生中継され、いままでオリンピックの話題に無関心だったこの国もこの日を境に「TOKYO」という文字をニュースでもよく目にするようになりました。

コロンビアでは外出禁止などのコロナウイルス感染予防を目的とした規制はほぼ解除されているので、いままでのように「店先に大きなテレビを引っ張り出してきて、近所の住民が集まりビールを片手に観戦する」という光景があちこちで見られることでしょう。

日本との時差が14時間で昼と夜が逆なだけなので、気になる競技を観戦するために夜更かしや早起きをしなければいけないという事もなく、日本と同じように生中継で試合が楽しめるのはこちらとしてはとてもうれしいことです。

さてオリンピックはまだ始まったばかりですが、既にオリンピック関連でふたつのコロンビアのトピックが、ネットを中心に日本で話題になっているようなので取り上げてみたいと思います。

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開会式でのコロンビア選手の衣装。

オリンピック開会式を見ていた方で、コロンビアの選手が入場してきたときに思わず目が留まった方は少なくないでしょう。

スーツやシンプルなジャージで揃えている国が多い中、コロンビアの選手は和服をイメージした衣装を身に纏い日本とコロンビアの国旗を持って入場してきたのです。コロンビアという日本とそこまで繋がりがない国が、こういった形で日本に対してのリスペクトを表してくれたことに対し、「うれしい」「感動した」という反応がツイッター内で多く見られました。

 

この衣装を作成したのはコロンビアの有名カバンメーカー「TOTTO」

1987年に創立されたメーカーで、安価で丈夫な上に機能性抜群なことから老若男女問わずすべてのコロンビア人にとても愛されているメーカーです。

2004年からオリンピック委員会代表と選手のユニフォームからスーツケースまでのデザインを任されてきたTOTTOですが、今回の開会式の衣装には日本とコロンビアを融合したデザインを採用しました。

この衣装は着物(法被)を意識して作られ、素材は環境を考えて国内で集められたペットボトル100%のリサイクル素材で作られています。

TOTTOは「私たちは開催国である日本に敬意を払いたかったので、彼らの象徴である着物(法被)を採用しました。衣装に描かれた絵柄は国花であるカトレアの花と、ジャガーの模様からインスピレーションを受けています。使用した金色は勝利とコロンビアの旗の黄色の部分を意味しています。」とデザインについて説明をしました。

デザイン自体は日本らしくあるものの、青をベースに、襟を赤、模様を黄(金)色とコロンビアの国旗の色を採用することで、コロンビアと日本という言葉も文化もまったく異なる遠い2カ国がうまくひとつに融合した素晴らしいデザインになったと思います。

この衣装はコロンビア人からも人気で、販売を希望する声が相次ぎ、現在TOTTOのホームページで限定販売されています。(私はもう買いました)

 

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アーチェリー選手バレンティーナ・アコスタ。

日本でやたら話題になっている選手がいます。アーチェリーのバレンティーナ・アコスタ選手。

コロンビアオリンピック委員会が練習風景を紹介してからというものの、その容姿に惹かれた日本人がインターネットで拡散し、彼女はいま日本で男女を問わず爆発的な人気選手となっています。

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©️YouTube - Ana Vazquez (Mexico) VS Valentina Acosta (colombia) ARCHERY 2019
 

アコスタ選手はリサラルダ県出身の21歳。2019年にスペイン・マドリードで開催されたワールド・アーチェリー・ユース・チャンピオンシップで優勝し、その名を知らしめました。

このオリンピックを機に彼女のインスタグラムのフォロワーはうなぎ上りに増えており、数日以内にフォロワー100万人達成も夢ではなさそうです。

とはいっても彼女は立派なアスリート。彼女の美貌に注目するのもいいですが、ぜひ競技者としてのアコスタ選手を応援してくださいね!

彼女のオリンピック最初の試合は、日本時間7月28日(水)午前9時56分から始まります。

オリンピック開幕から2日。早速、重量挙げ67kg級でコロンビア人最初のメダリストが誕生しコロンビアは歓喜に湧いています。

コロナウイルス感染増加が心配される日本とは逆に、いまのところ経済を回しながらも感染者を減少させることができているコロンビアではオリンピックに対するネガティブな声がまったく聞かれません。しかし、昨日コロンビアで初めてデルタ株の感染者が確認されたということなので、「コロナウイルス、オリンピック観戦で再び増加」という見出しのニュースが来月ごろに出てこないか、少し心配しています。

松尾彩香

コーヒー農家を営む元OL。コーヒーを栽培する一方で、コーヒー農家の貧困や後継者不足問題、コロンビアでの生活についてSNSを通じて発信。朝の一杯のコーヒーに潜む裏話から、日本ではあまり報じられないコロンビアの情勢まで幅広くお伝えします。ブログ: http://campesinita.com Twitter: @maon_maon_maon

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text:Ayaka Matsuo

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