アルベール2世の二人の婚外子、モナコ公宮で2ショット!
Culture 2021.08.27
8月24日、モナコの宮殿で、アルベール2世の年長の子どもたち二人は、アレクサンドル・グリマルディ=コストの18歳の誕生日を祝った。父親抜きでのお祝いとはいえ、その写真からは再会を喜ぶ二人の様子が見て取れる。
18歳と29歳になるアルベール2世の二人の子どもは、いずれも婚外関係で誕生している。(モナコ、2018年4月19日)photo:Abaca
共通なのは父親だけ、けれど、二人の仲はとてもいいようだ。8月24日、アレクサンドル・グリマルディ=コストは、異母姉のジャズミン・グレース=グリマルディと二人で、18歳の誕生日を祝った。
アルベール2世の年長の子ども二人は、どちらも非嫡出子。同じ大陸には住んでいないが、強い絆で結ばれているようだ。ジャズミンがインスタグラムのストーリーで公開した写真を見れば、それがよくわかる。「弟よ、お誕生日おめでとう」「愛してる」という言葉が、二人でポップコーンをつまむセルフィー写真に添えられている。姉と弟は、モナコの宮殿で夕べを過ごし、オープンエアシネマを楽しんだ。一方、父親のアルベール2世は、南アフリカに妻のシャルレーヌを訪ねており、お祝いには不在となった。
遅れて認知された子どもたち
1992年3月4日にカリフォルニア州のパームスプリングスで生まれたジャズミン・グレース・グリマルディは、アルベール2世と、1991年にコート・ダジュールでウェイトレスをしていたタマラ・ロトロとの間の子ども。現在は不動産エージェントとして働くタマラは、カリフォルニアで娘を育てた。
子どもが血の繋がった父親に会うまでには11年の歳月が流れ、また、アルベール2世がジャズミンの父であることを認めたのは2006年、彼女の誕生から14年後のことだった。以来、ふたりは非常に近しい関係を築くことになる。
アルベール2世の二人目の非嫡出子であるアレクサンドルは、8月24日に18歳になった、(カンヌ、2021年7月6日) photo:Getty Images
ジャズミンの誕生から11年後、歴史は繰り返す。
2003年8月24日、アレクサンドル・グリマルディ=コストが、トーゴの客室乗務員ニコル・コストととの間に誕生した。アルベール2世は今度は父親だと認めるまでにそれほど時間をかけず、アレクサンドルが22カ月の時に声明を発表した。
二人の非嫡出子はどちらも公位継承順位には登場しないが、日陰の身というわけでもない。2019年7月、二人はいとこのルイ・デュクリュエの結婚式にも出席している。
text:Camille Lamblaut (madame.lefigaro.fr)