アンディ・マクダウェル、娘とNetflixドラマで初共演。
Culture 2021.09.07
『フォー・ウェディング』でヒロインを演じた母と『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に出演した娘が、ドラマ『メイドの手帖』で初共演。8月23日(月)に予告編がNetflixで公開された。
26歳のマーガレット・クアリーと63歳のアンディ・マクダウェル親子はいままで共演したことがなかったが、今回モリー・スミス・メッツラーのドラマ『メイドの手帖』で初共演を果たした。2020年7月に日本で発売された同タイトルのベストセラー小説をドラマ化したもので、著者ステファニー・ランドの実話を元に作られている。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)に出演したマーガレット・クアリーは娘を養うためにハウスキーパーになった若いシングルマザー、アレックスを演じている。
劇中より、マーガレット・クアリー。
序盤のエピソードで貧困と戦うホームレスのアレックスが紹介されるが、それだけでなく作家になる夢を持っていることも知らされる。予告編にも登場する“いつか書いてみたい小説”は「ある女性の話。雑誌の表紙に載るような大きな豪邸に住んでいて専属トレーナーも金融アドバイザーもいて、何度もルーヴル美術館に行ったことのある女性」。それはカップルの生活が破綻したアレックスとも、アンディ・マクダウェル演じるエキセントリックな母とも真逆の人生だ。
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「私は抜けだすことができた」
劇中より、アンディ・マクダウェル。
ステファニー・ランドは自分の小説(バラク・オバマも絶賛するベストセラー)のドラマ化の監修に参加した。「台本には携わりませんでした」と2020年10月、マダム・フィガロに明かしている。「本を書いたから、それで十分じゃないかしら。でもドラマの製作陣を選んだのは自分ですよ(編集部注:そのうちのひとつはマーゴット・ロビーの映像製作会社、ラッキーチャップ)。内容を私の小説だけに絞らなかった点が気に入りました。シーズン1は10話あり、私が書いた物語が中心ですが、次のシーズンからは新たなメイドの物語が始まります。有色人の女優を起用してね」
そしてこう付け加える。「私は、裕福ではないけど不自由のない家庭で育った白人の女性です。数年間、貧しい生活をしましたが抜けだすことができました。恵まれています。今回のドラマでは、このような戦いをずっと続けている有色人種のストーリーが語られることを望みました。それは私たち全員が耳を傾けなければならないストーリーだからです」。シーズン1は10月2日からNetflixで配信される。
text : Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr)