ジリアン・アンダーソンがインスタでノーブラ宣言!

Culture 2021.09.09

Netflixの「セックス・エデュケーション」シリーズで性科学者を、「ザ・クラウン」シーズン3ではマーガレット・サッチャーを見事に演じた女優のジリアン・アンダーソンが、ロックダウンを機に「あまりにも不快な」ブラジャーをやめた、と自身のインスタグラムで語った。

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ジリアン・アンダーソンは、自身のインスタグラムに投稿した動画で、もはやブラジャーを着用していないと語っている。photo: Getty Images

最初のロックダウンを待たずにブラジャーをやめた女性もいれば、ロックダウン期間中にブラジャーから解放され、快適さを手に入れた女性もいる。女優のジリアン・アンダーソンもその一人だ。

ジリアンは7月13日、フォロワーから寄せられた質問に答えるQ&A動画を自身のインスタグラムに投稿。ロックダウン中のお気に入りの服装についての質問に対し、「もうランジェリーはつけない」と答えている。「私は怠け者なのでブラジャーを着けなくなっちゃった。もうブラはつけられないわ。これ以上は無理」と愉快そうに語った。

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心地よさという点

 

ジリアンは自分の服に心地よさを感じる必要があると主張し、できることなら毎日「黒のスウェットパンツ」と「黒のパーカー」で過ごしたいと語った。さらに「悪いけど、私、おっぱいがへそまで垂れてもかまわないわ。(ブラジャーは)ものすごく窮屈なんだもの」と付け加えた。このジリアンのメッセージに対し、SNS上では称賛の声が上がり、多くの人がノーブラの心地よさを認めている。

実際にロックダウン以降、ノーブラをより魅力的に感じる人は多くなっているようだ。2020年7月のIFOP(フランス世論研究所)の調査によると、18〜25歳のフランス女性の18%がブラを着用しなくなったといい、その割合はロックダウン以前の測定値(4%)の4倍に達した。そのうち53%はノーブラを選んだ理由に「快適さ」を挙げている。

一方、ノーブラに魅力を感じつつも実際には抵抗を感じる人も多い。同調査によると、25歳以下の若者の69%が乳首の形が見えることに恥ずかしさを感じており、57%はノーブラになることで身体的・性的攻撃の対象になるかもしれないという恐怖を感じているという。さらに、フランス人の20%が、乳首の形が分かるトップスを着ている女性が「性的暴行を受けた場合、加害者側の情状酌量を認めるべき」だと考えているというデータも明らかになった。

女性の健康と幸福のために

ジリアン・アンダーソンが女性の健康やウェルビーイングについて発言したのは今回が初めてではない。2017年には、閉経後のタブーについて語り、すべての女性に自由に閉経について話してほしいと呼びかけ、このテーマについての情報が不足しているとを告発している。

texte : Kassandre Fradelin (madame.lefigaro.fr), traduction : Hanae Yamaguchi

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