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アナ・ウィンターの娘ビー・シェイファーの素顔とは？
Culture 2021.11.05
10月25日に第1子の男児、オリヴァー君を出産したビー・シェイファー。魅力的な米国版ヴォーグの編集長、コンデナストのアーティスティック・ディレクターのアナ・ウィンターの娘の過去を振り返ってみよう。
CFDA/Vogueのガラに出席したビー・シェイファー。(ニューヨーク、2018年11月5日) photo：Abaca
アナ・ウィンターは３人の孫を持つおばあちゃんになった。アナの娘 、ビー・シェイファーが、10月25日、第１子となる男の子、オリヴァーくんを出産した。11月3日には自身のインスタグラムで、ベビーの写真をお披露目している。
1カ月前には、ヴァレンティノの緑色の豪華なドレスに身を包み、メットガラの会場に華麗に現れたビー・シェイファー。9月13日にニューヨークで開催された同イベントのレッドカーペットで、丸いお腹を披露した。
アナ・ウィンターの娘、ビー・シェイファーが大きなお腹を抱えてメットガラに登場。（９月13日、ニューヨーク）photo：Abaca
その３年前の2018年7月、彼女はイタリア人男性のフランチェスコ・カロッツィーニとニューヨークの中心部で結婚式を挙げた。新郎もファッション界の女帝、イタリア版ヴォーグの前編集長フランカ・ソッツァーニ（2016年に他界）の息子だ。彼らは結婚式を2度も挙げている。
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身内だけの式
WWD誌によると、最初の式は2018年7月7日にロングアイランドで、2度目はその一週間後にイタリアのポルトフィーノで挙げ、そこでハネムーンを過ごした。式の詳細については明かされておらず、新郎の伯母であるカルラ・ソッツァーニや旧知の友人ラポ・エルカンなど近しい人だけが出席した。
新婦はアイボリーのドレスに刺しゅうのベール、新郎はダブルジャケットのネイビーのスーツ姿で永遠の愛を誓った。キリスト教の式の後、フランカ・ソッツァーニの眠る墓を訪れた。
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デイリー・メール誌によると、最初の式はニューヨーク州ロングアイランドにあるアナ・ウィンターの別荘で行われた。最初に発表された非公式の写真によると、当時30歳だったビーは、長袖のパフスリーブでスクエアネックラインの白いロングドレスを着ている。シニヨンにまとめた髪に長いチュールのベールをつけていた。
Bee Shaffer spotted taking wedding photos at idyllic beach house https://t.co/bx7Q6AFkCo
— Joyeta E.Anderson (@joyeta_e) July 9, 2018
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ビーとフランチェスコは2016年の秋に交際を始めた。ピープル誌によるとふたりが出会ったのはフランチェスコの亡き母親にオマージュを捧げたドキュメンタリー映画『フランカ・ソッツァーニ：伝説のVOGUE編集長』の試写会だった。
現在39歳の彼は母親からファッション的感性を受け継いでいる。映像監督、フォトグラファーとしてビヨンセ、エイサップ・ロッキー、ニッキー・ミナージュなどのミュージックビデオの監督を務める一方、ロベルト・カヴァリやフェラガモの広告キャンペーンにも携わっている。片やビーは母親の影響から抜け出し、自身を解放したようだ。少なくとも職業の面においては。
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女優を夢見ていた
アナ・ウィンターと、著名な児童精神科医デイヴィッド・シェイファーを親に持つビーなら、ファッション界や女性誌で活躍するのは容易であったろう。しかし彼女は自分の道を歩むことを選んだ。2004年以降、メットガラでは母親の隣に姿を見せているものの、女性誌の世界に踏み入れることに興味を持つことはなかった。本名がキャサリンである彼女は母親と同じ道を歩むのを避け、女優業や演劇の世界に入ることを夢見ていた。
「流行に敏感ではないし、ファッションにあまり関心がないの」と2014年にティーン・ヴォーグ誌に語っている。「大体いつも同じような服を着てるわ。月並みだけど、ほぼ毎日Tシャツにジーンズね」
コロンビア大学を卒業後、就職先を見つけることに不安を抱いていた彼女だったが、結局、フロントローからそれほど離れていない職に就いた。2014年から2017年の間、人気エンターテインメント番組「レイト・ナイト・ウィズ・セス・マイヤーズ」の製作に携わった。
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受け継いだのは家族を大事にする気持ち
着々とキャリアを積んできた彼女だが、家族を大事にする気持ちは両親から受け継いだものだ。彼らの地位や名声にも関わらず、ビーは普通の子供時代を過ごすことができた。いまも週末は田舎の別荘で家族一緒に過ごせるようにスケジュールを調整している。家族でアイス・バケツ・チャレンジの動画を撮ったり、ヒラリー・クリントンの大統領キャンペーンのサポーターとしてファッションショーでヒラリーTシャツを着たりしている。
ビーは積極的にインスタグラムを更新するタイプではないが、投稿するたびに145,000人のフォロワーから注目を浴びる。これだけの人が謎に包まれたモード界の女帝の家族に興味があることを物語っている。ビーのおかげで（満面の笑みの！）アナ・ウィンターが家族と田舎で昼食を取る姿など、ごく「普通」の生活の一コマを見ることができるのだ。
時折デザイナーの服やアクセサリーを身につけている以外、ビー・シェイファーはどこにでもいる普通の女の子だ。家族でテニスのトーナメントをやったり、アメリカンフットボールのシンシナティ・ベンガルズのファンであったり、親友のアリソン・ウィリアムズ（ドラマ 「GIRLS/ガールズ」に出演する女優）などとパジャマパーティーを開いたりしている。メディア露出を完全にコントロールする母とは対照的に、ビーはとっつきやすく素のままだ。プラダを着た悪魔の娘は、プラダを着ていない。
※2021年9月に公開した記事を加筆、再編集しています。
texte：Marie-Caroline Bougère (madame.lefigaro.fr)
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