ケイト・モスの娘、インスリンポンプを付けてランウェイに。

Culture 2021.10.04

1型糖尿病を患っているケイト・モスの娘が、2022春夏ミラノコレクションのフェンディヴェルサーチェのコラボファッションショーでインスリンポンプを付けてランウェイに登場し、ファンから賞賛の声が相次いだ。

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フェンディとヴェルサーチェのコラボファッションショーでランウェイを歩くライラ・グレース・モス。(ミラノ、2021年9月26日) photo : Getty Images

まだ19歳ながら、ライラ・グレース・モスはケイト・モスの娘に相応しい道を着々と歩んでいる。2022春夏ミラノコレクションの最終日である2021年9月26日、フェンディとヴェルサーチェのコラボファッションショー、通称フェンダーチェが開催され、そのランウェイに登場したライラに注目が集まった。本人の持つオーラに加えて、観客の目を引いたのはあるディテールだった。

1型糖尿病を患うライラ・グレース・モスは、インスリンポンプを装着してランウェイに登場した。インスリンポンプとはインスリンの分泌が足りない患者に、この天然ホルモンを定量投与する機器だ。バロック調の水着とジャケットを着たライラの素足に、ポンプがしっかりと露わになっていた。

 

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「あなたは本当に素晴らしい人」

これにはライラのファンからの賞賛が相次ぎ、ライラのインスタグラム投稿には5.1万人以上 の「いいね!」がついた。「1型糖尿病患者(そして元モデル)として、この機器をこのすごいランウェイで装着してくれてありがとう。あなたはクイーンだわ、写真があちこちで取り上げられますように。1型糖尿病についてのシェアは多ければ多いほどいいもの」といったコメントや、糖尿病の息子を持つ母親からの、人気上昇中の新鋭モデルがこうした取り組みをすることへの感謝のコメントが寄せられた。「あなたは本当に素晴らしい人。1型糖尿病患者であっても、何でもできることを世界に示してくれてありがとう 」

2020年8月、ライラはカナダのメディアThe Kitで初めて自分の病気について語った。「私が糖尿病であることを知っている人は少ないと思うわ。外見からはわからないから誰も気づかない。私は1型糖尿病なの」

14歳でヘアサロン、ザ・ブレイド・バーのミューズとなった後、2020年10月のパリでミュウミュウ2021年春夏コレクションにおいてランウェイデビューしたライラ。そんな彼女は糖尿病患者のロールモデルとなる可能性を秘めている。

 

text : Chloé Friedmann(madame.lefigaro.fr)

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