ホールジーが、インスタに出産後の無修正写真をアップ。
Culture 2021.10.26
BTSやジャスティン・ビーバーらとのコラボ曲でも知られるアメリカのシンガーソングライター、ホールジーは、自身のインスタグラムに投稿した一連の写真を通じ、妊娠後の身体の状態について詳細に語り、現実を伝えている。
ホールジーは、2021年7月14日に第一子となるエンダー・リドリーを出産。 大ヒットアルバム『マニック』から約1年半ぶりとなる新作『If I Can't Have Love, I Want Power』を8月27日にリリースした。今作では、自身の妊娠、出産にまつわる喜びと恐怖をコンセプトにしている。photo: Getty Images
産後の丸みを帯びたお腹、マタニティショーツ、妊娠線。これらはホールジーが10月11日に自身のインスタグラムアカウントで公開した写真である。7月14日に第一子を出産し、2,700万人のフォロワーを持つ彼女は、スライドショーでフィルターなしの自分の身体をさらけ出した。「何をやっても人々が私の体について話すのをやめないので、この写真を投稿する」と冒頭に書いている。
投稿のきっかけは、10月9日、キム・カーダシアンが司会を務めるバラエティ番組「サタデー・ナイト・ライブ」に出演した時に、ピタッとした黒のジャンプスーツに身を包んだホールジーの姿に称賛の声が寄せられたことによる。「多くの人が私のことを "美しい "と言ってくれたけれど、不思議な感覚を覚えた。長い間、私の身体は自分のものでないようだったから」
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すべてをこなすのは難しい。
ホールジーは、自身の衣装がオーダーメイドであることや、綿密に考えられた照明のおかげで美しく見えることに言及、妊娠前の体型を取り戻したかのような若い母親のイメージを払拭した。公開された写真の中には、産後数日経ってもまだお腹が膨らんでいる様子も写っている。
「産後しばらくは妊娠中のように見えるということを知らない人が多い。私の身体は今日も変化していて、自然に任せている」と語った。息子のエンダー・リドリーを出産した数週間後の8月に、妊娠線の写真を公開した。
ホールジーは、産後のビジュアルにより“幻想を与える”ことを否定することで、彼女が言うところの“出産前の身体”を目指して努力しない人たちの罪悪感を和らげようとしているようにも思える。彼女は、「この変化は永久的なものであり、後戻りしたいとも思わない。いまのところ、エクササイズする気もない。私は疲れすぎているし、愛する息子と遊ぶのに忙しいの。私はスーパーヒューマンではないから、すべてをこなすのは難しい」と述べた。
text : Julia Mokdad (madame.lefigaro.fr), translation : Hanae Yamaguchi