ノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイが結婚!

Culture 2021.11.11

パキスタン出身の人権運動家で2014年ノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイが11月9日、アッサー・マリクと結婚し、2枚の写真とともにインスタグラムで報告した。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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マララ・ユスフザイとアッサー・マリクは、2021年11月9日にバーミンガムで結婚した。photo:Instagram/ @malala

2021年11月9日にマララ・ユスフザイはアッサー・マリクと結婚し、「人生で大切な日」を迎えたことをインスタグラムで報告した。「アッサーと私は指輪を交わし、生涯をともにすることにしました。バーミンガムの自宅において両家でささやかなニッカ(イスラム教の結婚式)の儀式を行いました。どうか私たちのためにお祈りください。ふたりで新たな旅立ちを迎え、期待に胸を膨らませています」。このメッセージとともに、マララは、秋の風景の中でポーズを取るふたりの写真を投稿した。

LinkedInのプロフィール欄によると、アッサー・マリクはクリケットのナショナルチームを統率するパキスタン・クリケット評議会のジェネラル・マネージャーだという。インスタグラムのコメント欄にはふたりの結婚を祝うメッセージが寄せられ、中にはグレタ・トゥーンベリやプリヤンカー・チョープラーらのメッセージもあった。

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結婚しない主義だったが……

現在24歳のマララは少女の頃から女性の権利、とりわけ女子が教育を受ける権利を求めて活動してきた。2012年にタリバンによる暗殺未遂事件で重傷を負っている。その2年後に17歳で最年少のノーベル平和賞受賞者となった。

2021年7月、マララは英国版ヴォーグ誌上で結婚制度への疑念を打ち明けている。「なぜ結婚をしなければならないのか、いまだに理解できません。誰かとともに歩んでいきたいと思った時になぜ婚姻届にサインしなければならないのでしょう。単なるパートナーではダメなのでしょうか。母からは……『そんなこと言わないで! 結婚はすべきよ。素晴らしいものなのよ』と言われています」

両親はお見合い結婚だったそうだ。マララ本人はオックスフォード大学での学業(2020年に哲学・政治学・経済学の過程を修了して卒業)や、その後も仕事に集中しようと考えていた。だが、少しずつ考えが変わったようだ。「大学2年生までは、『結婚もしないし、子どもも産まない。働くだけでいい。それで幸せだしずっと家族と暮らしていく』と考えていました。人は変わるものだということに気付いていなかったのです。人は成長し、変わっていくものなのですね」

text: Pascaline Potdevin (madame.lefigaro.fr)

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