フォトグラファーのニコ・ペレズ、写真展開催。

Culture 2021.11.19

儚い「青」が印象的な写真を撮影するフォトグラファーのニコ・ペレズは、いま注目のひとり。ブランドのコレクション写真や、映画『恋する寄生虫』のスチール撮影を担当するほか、各メディアや本誌「フィガロジャポン」でも活躍中だ。そして、このたび11/20~28まで、写真展『Havana, Cuba "The Reprint" Solo exhibition』を開催する。

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1986年、スペイン・マラガに生まれたニコ・ペレズは、幼少期にイギリスのロンドンへ移住。その後スペインとイギリスを行き来しながら2008年に初めて東京を訪れた。その際、街の「青い」空気感や都市の孤独感にインスピレーションを受け、09年ロンドンで開催された写真家・川内倫子のワークショップメンバーを経て、写真家になることを決意、東京に移住した。

今年2月に開かれた展示会では、個人的に大切にしていたビジュアル作品を展示、「それは感情的な表現であり、作品には私が見せたい「青」がありました」とニコ・ペレズは振り返る。今展示では、はそこから派生し、4年前に訪れてたキューバのハバナの体験が伝えられる。
「今年(21年)に入り、私は人生の色を探していることに気づきました。そして、4年前に雑誌「TRANSIT」で行った旅を振り返りました。当時の東京は1月、冬。人生で特に辛い時期にいた私は、違う空気を吸いたくて必死でした。幸運にも、この仕事のおかげで、私はいつの間にか地球の反対側のキューバのハバナにいたのです。周りに見える一筋の光と色、暖かさ、そしてエネルギーに圧倒されました。すぐに、この体験を感じたままに伝えなければいけない。そう思いました。自然に飛び散る光、表情豊かな色が写真の中に流れ込んでいます。周りにあるエネルギーを受け入れながら、それらが私の中に流れていったときのように」(ニコ・ペレズ)
ハバナで感じた光や色、空気感を捉えた写真たちが揃う展示会。いま注目のフォトグラファーがとらえたその一瞬を観に、ぜひ足を運んでみて。

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Havana, Cuba "The Reprint" Solo exhibition
会期:11/20(土)~11/28(日)
会場:UltraSuperNew gallery
東京都渋谷区神宮前1-1-3
営)11時~19時
休)11/22(月)
https://pereznico.com

 

photography: Nico Perez

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