九谷焼 窯元のギャラリーで、ジャズフェスティバル?

Culture 2021.11.22

九谷焼の窯元が主催する、ジャズフェスティバルってどんなもの? 興味をそそるイベントが、12月4日と5日に開催される。

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12月5日のライブに登場する、ジャズトランペット奏者の類家心平。

九谷焼 窯元「錦山窯(きんざんがま)」は、石川県小松市高堂町にある九谷焼上絵付を専業とする窯元で、創業から115年の歴史を誇る。その歴史が培った伝統技法と伝統意匠をこれからの100年へ継承するための活動のひとつとして、2019年に「ギャラリー嘸旦(むたん)」を創設した。この冬、九谷焼の価値観をさまざまな文化交流を通し、共有していきたいという想いのもと、かねてより温めていた工芸とジャズ音楽家の共演『Kinzan Jazz Festival ー Quiet Brilliance 2021ー』(錦山ジャズフェスティバル ークワイエット ブリリアンス 2021)の開催が実現。

コンサートプロデュースは、ジャズレーベルのSONG X JAZZが担当し、錦山窯の作品の特徴である豪華絢爛な金彩を使った強いグラフィックと独創的な造形美に共鳴するステージを演出する。12月4日は、金彩の技法で名高い錦山窯が、変革を織り交ぜながら伝統技法に取り組んできた職人集団として「真摯で豊かな心」を持ち続けることを忘れないという想いを込め「HEART OF GOLD」と題し、チェロ、コントラバス奏者の須川崇志が登場。2日目の5日は2回のライブを開催。アーカイブを選び直し、新たなデザインに落とし込むという職人の作業を、先人からの無言の手紙を読み解くことになぞらえ「LETTERS」と題した、サキソフォン奏者の松丸契によるライブが13時から。そして夕方からは、受け継がれた職人の技だけでなく、息づかいや無言の会話までも紡ぎながら、九谷焼の価値観を伝えることで、九谷焼のあるライフスタイルの楽しみを探求していきたいという想いを「MUGA」と題したステージで、トランペット奏者の類家心平が演奏する。

冬の週末に、音楽と伝統工芸を心ゆくまで楽しむ小旅行をさっそく計画してみては?

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会場となるギャラリー嘸旦。嘸旦の意味は「音のない始まり」。そして無我の創造。SIMPLICITYの緒方慎一郎がデザインを手がけた。古くから蔵や石塀に用いられてきた観音下石(かながそいし)によってつくられ、石室のように神聖な内部空間が広がる。

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錦山窯は、とくに金彩の技法に秀でていて、代々、金を使った絵付けを特徴としてきた。

『Kinzan Jazz Festival ー Quiet Brilliance 2021ー』
日時:12/4(土)17時30分 / 須川崇志(チェロ、コントラバス)、12/5(日)13時/松丸契(サキソフォン)、12/5(日)17時30分 / 類家心平(トランペット、エレクトロニクス)
会場:錦山窯 / ギャラリー嘸旦
石川県小松市高堂町ト18
チケット料金¥8,000
チケット販売先:https://kinzan-jazz.peatix.com
定員:各公演につき6名
https://mutangallery.com/event/

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text: Natsuko Kadokura

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