MLBライターが知る、大谷翔平の愛すべきエピソード10選。

Culture 2021.11.25

 From Newsweek Japan

文/青池奈津子(ロサンゼルス在住MLBライター)

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通訳の水原一平(右)によれば、大谷翔平は「耳が良い」 photo: DUSTIN BRADFORD/GETTY IMAGES

みんな大好き「オオタニサン」はフィールドの外ではどんな感じ? 大谷翔平、27歳の日常が垣間見えるとっておきのエピソードを一挙公開。

1)通訳が明かす英語力

渡米2年目の時点で、通訳の水原一平氏が「野球関係ならリスニングはほぼ完璧に理解している」と言っていたほど英語の上達は早い。水原氏によれば、「耳が良い。音楽など、1度聴けば『なんか前に聞いたことがある』と、メロディーを覚えてしまう」のだとか。英語でのコメントはまだ簡単なものしか披露しないが、選手らとは通訳なしでもよく話しており、ここ1~2年は、英語の質問に通訳される前から「うん、うん」とうなずいている。

2)チームメイトと携帯ゲーム

チームメイトとの交流を兼ねた大谷翔平の趣味は、携帯ゲーム。米大リーグ(MLB)新人時代の2018年、大谷がはまっていた対戦型オンラインゲーム「クラッシュ・ロワイヤル」(写真)を一緒にやろうとチームメイトの何人もが次々参加し、ロサンゼルス・エンゼルスで大流行した。一時はチームの半数近くが遠征中のバスの中で携帯にかじりつき、互いに対戦して盛り上がったという。大谷は日本ハムのメンバーも巻き込み、さらにはボストン・レッドソックスの数人も加わって、野球選手らのみのクラン(ゲーム内コミュニティー)でワールドワイドな交流が行われていたとも。なお、一番課金が多かったのはエンゼルスで最高年俸のマイク・トラウトだとか。

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photo: COURTESY OF SUPERCELL

3)音楽は雑食?

これまでMLBで使用した試合の登場曲は、ジャンルを問わず多彩だ。ヒップホップの「Showtime」(リル・ウェイン)や、人気アニメ『呪術廻戦』のエンディングテーマ「LOST IN PARADISE feat. AKLO」(ALI)、ポップスの「Wrapped UP」(オリー・マーズ)、エレクトリックな「Do Or Die」(アフロジャック VS サーティー・セカンズ・トゥ・マーズ)、人気テレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のテーマなど。MLB恒例の「新人の儀式」では人気ラテンポップ曲「デスパシート」の日本語バージョンで美声を披露したが、カラオケにはほとんど行かないらしい。

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4)女性ファンをとりこに

チームメイトのジャレド・ウォルシュが明かしたエピソードによると「チームのバスの外にいた女の子4人が、大谷が中に乗っているのを知って泣きだした」とか。「(球界一の選手とされる)マイク・トラウトもかなり大物だけど、マイクがバスに乗っていても泣きだす子は見たことがない」とウォルシュ。元オークランド・アスレチックス投手で、現在は野球解説やポッドキャストの司会を務めるダラス・ブレイデンはそのエピソードに「ビートルズやマイケル・ジャクソンと同じ!」と大興奮。

5)体をつくる料理男子

日本ハム時代の寮生活から、渡米後に1人暮らしとなり、自ら包丁を握るようになった大谷。強靭な体をつくるため、管理栄養士の指導の下、MLBに移籍当初はオムレツをよく作ると話していた。しかし昨年のオフあたりから血液検査をして自分に合う食材選びをするようになり、卵類やグルテンは極力食べなくなったそうだ。プロテインドリンクの「ザバス」のCM撮影の際、凝った料理が作れるようになりたい、と話していた。

6)気になる愛車は......

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photo: COURTESY OF TESLA

今年、キャンプ地でたびたび運転するところが目撃された愛車は、マットブラックカラーのテスラ「モデルX」(上写真)。渡米当初は免許がなく自転車で球場へ通うこともあったが、アメリカ滞在中の2019年オフの際、左膝手術後のリハビリ中に運転免許を取得。大谷が乗車中の映像をテスラの社外取締役である水野弘道氏がツイッターで「Good choice, Shohei」とつぶやくと、テスラのイーロン・マスクCEOも「ハートマーク」で応答。

7)尊敬すべき、きれい好き

フィールドに落ちているゴミは必ず拾ってゴミ箱へ。近くにゴミ箱がないときは、お尻のポケットに入れてあとで捨てている。Tシャツなども自ら丁寧に折り畳んでしまっており、大谷のロッカーはとても整っている。

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8)物おじせずフレンドリー

MLBに移籍直後の新人時代、大谷が自ら挨拶に来てくれたと、何人もの選手が明かしていた。当時のチームメイト、イアン・キンズラーは、選手専用カフェテリアで初めて会った大谷に「アイ・アム・ショーヘイ」と自己紹介され、そのまま一緒に朝食を。キンズラーの皿を見て大谷は「ワッフルが好き」と言ったそうだ。4年目の今はすっかり溶け込んで、クラブハウスでのビリヤードやミニバスケットボールによく参加しているらしい。強引に誘われたポーカーでは、ビギナーズラックでちょっと儲けたとか。チームメイトらいわく、大谷は「いつもスマイル」「いら立っているのを見たことがない」「油断していると、ショーヘイがジョークを飛ばしてくる」。

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photo: BRIAN ROTHMULLERーICON SPORTSWIRE/GETTY IMAGES

9)スター選手にも大人気

オールスター戦のホームランダービー前の打撃練習中、今季飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍するトロント・ブルージェイズのブラディミール・ゲレロJr.は、大谷とのツーショットを撮りたいと近くにいた記者に取り次ぎを頼んだそう。オールスターのパレードを歩いた後にロッカーへ行くと、そこには選手やコーチらが大谷にサインをリクエストしたボール600球、ユニフォームが10枚、バット数本がズラリ。一瞬たじろぎながらも、大谷はその場に座り、先発登板前にもかかわらず一つ一つ丁寧にサインした。

10)ファッションはシンプル

公式会見にはスーツで登場することが多い。普段はカジュアルで、Tシャツにジーンズを実にかっこよく着こなすものの、あまりこだわりがないようで、無地やワンポイントデザインものが多い印象。オールスターで身に着けたネイビースーツとTシャツ、スニーカーは大谷がブランドアンバサダーを務めるヒューゴ・ボスの主軸ブランド「ボス」が提供。

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text: Natsuko Aoike

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