カトリーヌ・ドヌーヴ、2年前の脳卒中を振り返る。

Culture 2021.12.08

女優カトリーヌ・ドヌーヴが、ジャーナリストのヤン・バルテスがホストを務めるテレビ番組「Quotidien」に登場。主演する映画『De son vivant(原題)』のプロモーションのために出演した彼女は、2年前に発症した脳卒中について語った。

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第74回カンヌ国際映画祭に登場したカトリーヌ・ドヌーヴ。(フランス、2021年7月11日) photo : Reuters / Aflo

11月24日フランスで公開となったエマニュエル・ベルコ監督の映画『De son vivant』で、息子の不治の病に直面して無力感を感じる母親を演じたカトリーヌ・ドヌーヴ。11月16日には、テレビ番組「Quotidien」に共演者のブノワ・マジメルとともに出演。以前インタビューで「青天の霹靂」と表現した2年前の脳卒中について振り返り、「何かに強く叩かれるような感覚」だったと語った。

 

 

「終わり? でも何が終わるの? そんなのイヤだわ。私の人生、病気のせいで終わってしまうかもしれないけど、まだその心づもりができてない」と語るカトリーヌ・ドヌーヴ。

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カトリーヌ・ドヌーヴは2019年11月、『De son vivant』の撮影中に脳卒中を起こした。「私はとてもラッキーでした。それは突然、激しく、一瞬のことで、偶然にも病院で撮影していた日のことだったから」と当時を振り返る。「多少ショックではありましたが、非常に幸運でした。痛みを伴う症状ではありましたが、かなり軽いものでした」

撮影は、この影響で8カ月、その後さらに新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響で遅れることとなった。当時、ドヌーヴの家族は、彼女が虚血性脳卒中を起こしたが、運動機能の障害はないと発表し、ファンを安心させた。

78歳のカトリーヌ・ドヌーヴにとって、この出来事は、映画からの引退を意味するものではなかった。復帰について尋ねたヤン・バルテスに、ドヌーヴは「1年に2本映画に出演するかもするしれない」と答え、「まだ、やめると決めたわけではないわ」と語った。

『ロシュフォールの恋人たち』のアイコン、ドヌーヴの銀幕での活躍はまだまだ終わらない。

 

text: Alice Mascher (madame.lefigaro.fr), traduction : Hanae Yamaguchi

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