【セリーヌと私】マイ・ベーシック。/飯島朋子
Fashion 2026.01.20
新たなセリーヌ、それは着る人のアイデンティティを映す服。5人のスタイリストが独自の視点で、多彩な着こなしを提案する全5回の連載。3回目は「マイ・ベーシック」をテーマに、スタイリスト飯島朋子がスタイリングを提案する。
Vol. 3
「マイ・ベーシック」
by 飯島朋子
私のスタイルは、いつも決まっています。シャツとデニムを軸にジャケットを羽織り、足元は白いソックスと黒い靴。ワードローブは非常に偏っていますがコーディネートに悩むことはなく、自分にとってのベーシックを少しずつ更新しながら服を着ることを楽しんでいます。ファッションアイコンとして思い浮かぶのは、フラン・レボウィッツ。流行を追い、次々と装いを変えるよりも、自分というキャラクターを理解し、それにふさわしい変わらないスタイルを貫く人に、私は惹かれます。セリーヌというメゾンは、不変の軸を大切にしながらも、少し先の空気にも目を凝らしていると感じます。そのムードには、次のシーズンを形づくる大きな流れが、いつもさりげなく織り込まれています。だからこそ毎シーズン、セリーヌの服に触れるたびに新しい発見があるのだと思います。

ジャケット¥451,000、シャツ¥104,500、ジーンズ¥159,500、ベルト¥79,200、リング(右手人指し指)¥86,900、(右手薬指)¥69,300、(左手薬指)¥79,200、バッグ「ハーフムーン ソフト トリオンフ バッグ」¥495,000(すべて予定価格)/以上セリーヌ(セリーヌ ジャパン)
「肩にしっかりとパッドが入り、ショルダーラインは強く、ウエストはきゅっと絞られたジャケット。その完璧な仕立てをあえてデニムで崩す。緊張感と日常感が交差する、そのバランスに惹かれます。オックスフォードのシャツはいちばん上まで留めるのが私の定番です。潔さは、時に最も女性らしい表情を生むのだと思います」。
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ジャケット¥451,000、シャツ¥231,000、ジーンズ¥159,500、サングラス¥64,900、スカーフ¥86,900、ベルト¥79,200、ブレスレット¥192,500、シューズ¥143,000(すべて予定価格)/以上セリーヌ(セリーヌ ジャパン)
「1枚目のルックで着たものとまったく同じ形のジャケットを、色違いで着せました。合わせたデニムも同じですが、シャツで表情を変えています。シルク混の、ほのかな光沢のあるシャツは、ボタンを3つ開けて着ることで、印象に変化をつけました。ただし、肌は見せすぎたくないため、襟元にスカーフを巻いて、肌の見え方の分量を調整しています」。
2000年よりスタイリストとして活動。毎シーズンのニューヨーク出張時、マンハッタンのブティックで購入したシャツが、セリーヌとの出合い。その後もなぜかパリではなく、ニューヨークを訪れるたびにシャツを一着ずつ買い足し、現在のスタイルへと繋がっている。@iijiytomokoiijima
photography: Hiroko Matsubara styling: Tomoko Iijima hair & makeup: Shinya Kawamura(mod's hair)




