エリザベス2世が550人のスタッフ一人ひとりに贈るプレゼント。

Culture 2021.12.20

英国王室の数ある伝統の中でも、女王にとって特に重要なこと。それは毎年、スタッフ全員に厳選されたプレゼントを贈ることだ。

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サンドリンガム・ハウス内の聖メアリー・マグダレン教会で行われたクリスマスの礼拝に出席するエリザベス2世。(ノーフォーク、2019年12月25日)photo: Getty Images

トム・クルーズが映画『ミッション:インポッシブル7』のスタッフにクリスマスプレゼントとして300個のケーキを贈った一方、エリザベス女王は伝統的なプレゼントをスタッフに贈るようだ。そのプレゼントの中身もまた、食べられる物だ。

プレゼントの中身は、テスコのプディング! 毎年、女王は550人のスタッフ一人ひとりのために、この食べ物を注文している。テスコ以前はハロッズやフォートナム&メイソンのものを注文していたという。女王のもとで長く働いている人には、最上級の家事スタッフから順に、事務員、家事スタッフ、庭師の順にクリスマスの商品券も支給されるという。

2020年には新型コロナウイルスのパンデミックの影響で、女王はこのプレゼントを中止せざるを得なかった。しかし女王が年末のウィンザー城での伝統的なクリスマスディナーの中止を決定したように、今年もまた、オミクロン株のため中止される可能性がある。

text: Alice Mascher (madame.lefigaro.fr)

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