ロバート・デ・ニーロ、元アシスタントを横領で告発。

Culture 2022.01.07

1月4日、ウェブサイト「Radar Online」は、78歳の大物俳優が元アシスタントのグラハム・チェイズ・ロビンソンを訴えていると伝えた。ロバート・デ・ニーロは、自分の会社カナル・プロダクションズ社のクレジットカードを使って、彼女が非常識な額の個人的出費を行なっていたと主張している。

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photo: Abaca

獲得しようと考える損害賠償額は600万ドル。ロバート・デ・ニーロは、元アシスタントのグラハム・チェイズ・ロビンソンが自分のお金を使って豪遊していたと非難している。78歳になる俳優は、2019年8月に、すでに彼女に対して法的手続きを開始している。1月4日の「Radar Online」が報じるところによると、デ・ニーロは、カナル・プロダクション社のアメリカン・エクスプレス・カードを、ロビンソンが個人的な支出に使用していたと主張しているようだ。同オンラインメディアが入手した新たな裁判資料によると、デ・ニーロの主張は、2008年にプロダクションの制作・財務担当副社長に就任したグラハム・ロビンソン(彼女はこのポストに10年在籍し、2018年に退社)が、湯水のようにお金を使ったというもの。ウーバー、贅沢な食事、高級ホテルへの宿泊、ピラティスのレッスンなど、すべてがデ・ニーロと彼の会社の支払いになっているという。

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700万マイル

デ・ニーロの主張では、元アシスタントはさらに、彼の700万マイルのマイレージも横取り。300万マイルを自分のプライベートな旅行のために使い、450万マイルを自分のアカウントに振り替えたという。これらのポイントを換算すると、その額は30万ドルに上る、とデ・ニーロはいう。さらに、カナル・プロダクション社のクレジットカードは、1泊2600ドルのホテル、ロサンゼルス滞在の際の156ドルと604ドルのディナーに使われた。また、レンタカー729ドルの支出もある。また、元アシスタントはドッグシッター、ショッピング、カメラやIphone、花束、そしてクリーニング代まで、このカードで支払っていたという。

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性的差別による告訴

これらの疑惑を、グラハム・ロビンソンはきっぱりと否定し、自分に起因するとされる購入に疑問を投げかけた。さらに、彼女の側も、2019年10月にデ・二―ロに対して訴訟を起こし、1200万ドルの損害賠償を求めている。彼女は、デ・ニーロが彼女を「S***bitch」と呼び、威圧的な口調で接し、「性的な意味合いのある」コメントなど、暴言を浴びせたり、「不本意な身体的接触」をしたと主張。元雇用主の性的差別を訴えている。「デ・ニーロ氏は、酔っ払うとロビンソン夫人に電話をかけ、彼女を侮辱し、叱責し、罵倒していた」とロビンソンの弁護士、アレクサンドラ・ハーウィンは、2020年1月にFox Buisinessに語っている。ふたつの訴訟の行方はまだわかっていない。

text: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr)

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