ジョニー・デップのスクリーン復帰作は、フランス国王ルイ15世役!

Culture 2022.01.24

ジョニー・デップが久しぶりに映画出演する。ルイ15世最後の愛人、ジャンヌ・デュ・バリーを描いたマイウェン監督の新作映画でフランス国王ルイ15世役を演じる予定だ。

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「モンテカルロ・ガラ・フォー・プラネタリーヘルス」でのジョニー・デップ。(モナコ、2020年9月24日) photo: Getty Images

ジャック・スパロウの三角帽姿から一転、今度はジョニー・デップのかつら姿が見られるのだろうか? ティム・バートン監督作品での数々の個性的な役、あるいは『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでの主演で知られる58歳のアメリカ人俳優が、18世紀のフランス国王、最愛王(ビアンネメ)と呼ばれたルイ15世役を演じることになった。『DNA』(2020年)のマイウェン監督による歴史映画で、ルイ15世の最後の公妾、ジャンヌ・デュ・バリー夫人の生涯を描く。デュ・バリー夫人役はマイウェン本人が演じる。

この企画は、数年前から準備が進められていた。映画映像専門紙「サテリファクス」が報じたところによると撮影は7月8日にパリ地方で始まり、ヴェルサイユ宮殿での撮影も予定されている。ルイ15世はこの宮殿で生まれ死んだ唯一のフランス王なので、宮殿が舞台となるのは必然だろう。製作は『DNA』同様、ホワイノットプロダクションズが担当する。

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スクリーンから姿を消したジョニー・デップ

女優リリー=ローズ・デップの父親でもあるジョニー・デップにとっては久しぶりの新役だ。映画館のスクリーンで彼の姿を見かけなくなったのは、元妻アンバー・ハードからドメスティック・バイオレンスを告発されたことがきっかけだ。法廷闘争が続くなか、ジョニー・デップは自分を暴力夫と断じた記事を掲載したイギリスの「ザ・サン」紙に対し、名誉毀損の訴えを起こしたが、2020年11月に敗訴した。

彼のキャリアはこの敗訴の影響を大きく受けた。とりわけ、ハリー・ポッターの作者J・K・ローリングの作品をデイビッド・イェーツ監督が映画化した『ファンタスティック・ビースト』シリーズの悪役、グリンデルバルド役を降板せざるを得なくなった。同シリーズの3作目はマッツ・ミケルセンを代役に起用し、2022年4月8日に劇場公開される。

text: Alice Mascher (madame.lefigaro.fr)

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